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アルコニックス子会社のAMJ、台湾のタングステン化合物メーカーに出資。製販一体での事業展開目指す

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鉄鋼新聞

 アルコニックスは25日、連結子会社であるアドバンストマテリアルジャパン(AMJ、本社・東京都千代田区、社長・福田聡氏)がレアメタル製品の製造事業における海外展開の一環として、台湾のタングステン化合物メーカーに出資すると発表した。超硬工具市場の拡大を背景に、同社が得意とするタングステン関連のサプライチェーンを駆使して出資先と製販一体での事業展開を目指す。出資額は1600万台湾ドルで株式の20%を保有する形となる。  出資先となるLianyou Metals社(リエンヨウ・メタル社)は、タングステンスクラップのリサイクル加工を行い、タングステン化合物の製造を行う2018年に設立された会社。また、タングステンスクラップに含まれるコバルトの回収も行う。  再生原料からできる化合物は、超硬工具分野に使用されるタングステン酸ナトリウムと炭酸コバルト。炭酸コバルトは超硬工具以外に今後成長が予想される電池材料分野への展開も視野に入れている。年間生産能力は、タングステン酸ナトリウムが5千トン、炭酸コバルトが600トン。またタングステン、コバルトリサイクルの新たな拠点としての能力を有している。  AMJは19年から同社へのスクラップ供給とスクラップ加工後の製品であるタングステン酸ナトリウムの販売に携わっていた。得意としてきたロシアを中心とした鉱石取引に加え、都市鉱山としての機能も強化して中国に続くタングステン、コバルト原料の確保を目指す。