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池田清彦氏 自民党広報漫画のダーウィン誤用問題に「進化論の人間社会適用はNG」

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デイリースポーツ

 フジテレビ「ホンマでっか!?TV」(水曜、後9・00)に出演する生物学者の池田清彦氏が26日、ツイッターに新規投稿。自民党広報のツイッターアカウントにアップされた4コマ漫画「教えて!もやウィン」で、憲法改正の必要性と結び付けたダーウィン進化論が「誤用」だった問題について、専門家の立場から「進化論を人間社会に適用するのは基本的に全部NGです」と指摘した。  問題となっている4コマ漫画では、登場キャラクターが「ダーウィンの進化論ではこういわれておる」と切り出し、「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」として憲法改正と結び付けた。  それに対し、池田氏は「ダーウィンの『種の起源』を読んだ自民党員は何人いるのかしら」と疑問を呈した。  引用された言葉はダーウィンではなく、1960年代に米国の学者による「種の起源」に関する論文での誤用例だったことが指摘され、岩波書店のツイッターアカウントは「進化論でよくある勘違いとして、『進化』=『進歩』ではありません。進化とは多様性の源なのです」と説明。「憲法とは全く無関係の進化論を持ってきて変化の必要性を訴えるのはこじつけ」などと批判が続いたが、自民党の二階俊博幹事長は「ダーウィンも喜んでいるだろう」と問題視しない考えを示した。  一連の流れを受け、池田氏は「新型コロナウイルスが突然変異を繰り返して、人の個体群に上手く寄生できるのか、それとも排除されるのか、というプロセスを考察するのには、ダーウィンの進化論は有効ですけどね」と別の可能性を挙げた。

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