隠された「メッセージ」とは? ジル・バイデン&カマラ・ハリスが米大統領就任式で選んだ衣装に注目
米大統領就任式という歴史的な日に、議論するべき重要な問題はたくさんあるけれど、政治家とその配偶者が何を着ていたのかも重要なポイントのひとつ。元ファーストレディのミシェル・オバマは、自伝『マイ・ストーリー』のブックツアーで次のように語っている。 【写真】パンツスーツ×パールでキメる! 新・副大統領カマラ・ハリスの過去約10年のファッションをプレイバック 「女性のファッションは、自分が人からどのように見られるのかを決定づけています。これは正しいことではありませんが、事実です」 「その点において、ファッションは単なるファッションではありません。私たちはファッションの犠牲者になるのではなく、自分の道具に変えてしまうことが大切です。人々が自分ではなく靴を見ていると言う事実をまずは受け入れる。そのうえで、自分や服だけでなく、政権としてどのような存在でありたいか、つまり前向きで、若者や多様性を受け入れていきたいという点を強調するということです」 ファーストレディ、ジル・バイデンと女性初の副大統領カマラ・ハリスがファッションを通じて発信したメッセージとは?
アメリカ人デザイナーをサポート
カマラ・ハリス&ジル・バイデンもこの歴史的な瞬間に着用する服を選ぶにあたり、ミシェル・オバマと同じ手法を用い、注目に値するファッションデザイナーの洋服を着て彼らにスポットライトを当てた。 2人は、11月に行われた大統領選の祝賀会で移民のアメリカ人デザイナーに注目を集めることを決め、カマラはキャロライナ・ヘレラの白いスーツを、ジルはオスカー・デ・ラ・レンタの服を着用した。
新進気鋭のデザイナーの服も積極的に着用
現地時間1月19日、新型コロナウイルスの犠牲者を追悼する式典に出席したとき、2人は、若くて前途有望なファッションデザイナーであるピアー・モスとジョナサン・コーエンの服を着用。
マイノリティの支持も忘れない
そして現地時間1月20日、ジョー・バイデンが第46代アメリカ大統領に就任し、カマラ・ハリスが史上初の女性副大統領に就任するなか、カマラ&ジルは再びメッセージ性のあるファッションをチョイス。 ジルはニューヨークを拠点に活動する駆け出しの若手デザイナー、アレクサンドラ・オニールのブランド、マルカリアンのコートを着用。 一方のカマラも、これまでの政治家人生における最大の瞬間に、マイノリティなバックグラウンドを持つ新鋭アメリカ人デザイナー、クリストファー・ジョン・ロジャーズのコートを選んだ。