Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

箱根駅伝予選会「無観客」「コース変更」でどうなる……〈10位圏内〉を予想してみた

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
Number Web

 10月17日、箱根予選会が開催される。  箱根予選会は、その名の通り、箱根駅伝に出場するチームを決めるレースだ。レース後の順位発表では、10位内に生き残ったチーム、惜しくも出場権を逃したチームが悲喜こもごもの表情を見せ、「天国と地獄」をそのままドラマ化したようなシーンが繰り広げられる。 【写真】一斉にスタートする選手たち  順位を決める方法はシンプルだ。各校、登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。留学生選手の出場は1人以内で、上位10校が本戦の出場権を獲得する。  コースは、陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、立川市街地を回り、国営昭和記念公園内のゴールを目指す、合計21.0975キロのハーフマラソンで、陸連公認コースだ。立川公園内に入るとアップダウンが続き、トップランナーでさえ「マジできつい」と苦しむ。コース脇ではタイムの計算をしつつ、監督が選手に檄を飛ばすシーンがあちこちで見られ、熱い戦いが繰り広げられてきた。  今年は、その名コースでのドラマが見られない。  コロナ禍の影響で感染症対策として無観客、そして立川駐屯地内の1周約2.6キロの滑走路を周回する陸連公認コースで行われることになったのだ。これは、選手にどういう影響を及ぼすのだろうか。

10時間45分あたりがボーダーラインになるか

 まず、46校約550人の選手が同じコースを周回するので、コース取りを巡ってコーナーなどで選手が重なり、接触等で転倒する可能性がある。レース後半は周回遅れになる選手も出てくるので、周囲に細心の注意を払って走らないといけないだろう。  今回は起伏がない周回コースなので、タイムを出すには、総合力よりはスピードが求められることになる。ハーフは、コンディションさえ良ければ最初から突っ込んで行ってもそのまま行き切れてしまうので、各大学のトップランナーは、ハイペースで走ることが予想される。  ただ昨年は、最高気温24.5度の季節外れの暑さになり、後半でペースが落ちる選手が続出。スタミナタイプの選手と大学に有利に働いた。今年も気温が上がり、日差しが厳しくなるとコース場は逃げ場がなく、アスファルトの照り返しで体感温度は上がる。そうなると、昨年よりも厳しいレースになるかもしれない。  ちなみに昨年の予選会、日本人トップは東京国際大の伊藤達彦で62分34秒だった。  今年はコースが異なるが、暑さが影響しなければ日本人のトップは61分台前半を狙えるだろう。全体を見ても昨年は65分以内が49名いたが、今年はもっと増えるのは間違いない。昨年1位の東京国際大は10時間47分29秒だったが、このタイムは一昨年の10位山梨学院大の10時間46分27秒よりも遅いタイムだった。昨年10位の中央大は10時間56分46秒だったが、これは2018年の予選会では18位相当の順位だ。これは気温が上昇したことで、全選手のペースを狂わせた結果だろう。今年はコンディションによるがコースを考えると、10時間45分あたりがボーダーラインになるのではないだろうか。  では、高速レースを制し、箱根駅伝出場の権利を得る大学はどこになるのか? 

【関連記事】