ロッテ・吉井監督ニヤリ「90パー朗希でしたね」大一番で今季一番の投球「やっぱ朗希もスーパースター…」
◇パ・リーグ ロッテ5―1楽天(2024年10月1日 楽天モバイル) ロッテが今季18度目の先発マウンドに上がった佐々木朗希投手(22)のプロ5年目で初となる10勝目を挙げる力投で4連勝。今季141試合目で3位を確定させ、2年連続となるクライマックス・シリーズ進出を決めた。 【写真】<楽・ロ25>完投でCSも2ケタ勝利も決めた佐々木(撮影・長久保 豊) 吉井理人監督(59)は試合後、佐々木の登板について「90パー朗希でしたね」とニヤリ。100%に足りない点については「まあ、まだまだ絶好調に比べると。だけど、今まで65パー朗希だったんで、今日は凄く良かったと思います」とユーモアを交え、CS進出を決める力投を見せた22歳右腕を称えた。 具体的には「まっすぐ良かったですね」と語った指揮官。9回のマウンドも任せたことについては「この試合、結構緊張のゲームだったんで。リリーバーを出すよりも、疲れてる朗希の方が確率が高いと思ったんで、1人で投げてほしいなと思って。その通り投げてくれたんで良かったです」と笑った。 キャリア初となる10勝目。今年のレギュラーシーズンの佐々木のピッチングについて「いや、本人も多分納得してないと思う。うまくいかなかったことは、彼のこれまで人生の中であったかどうか分かんないですけども、今年はそんな我慢の年だったと思うし、それを我慢して自分のできることを本当に集中してやってくれたんで、ピッチングのその質は置いといて、いろんな意味で成長したと思います」と総評した。 以下は吉井監督との主なやりとり。 ――相手の岸投手も状態も比較的良さそうに見えた。 「さすがですね、本当素晴らしいです」 ――よく粘って最後しっかり点を取った。 「打線は本当は相手のミスなしにやっつけてほしいんですけども、今回もミスで得点入ったんで…やられたといえば、やられました」 ――今日でCS出場が決まった。 「そうですね、去年よりも順位1つ下がっちゃったんですけども、これリーグのルールなんで。胸を張って次のステージに、プレーオフに進みたい。そして本当、勝ち目指して全力で頑張りたいと思います」 ――佐々木の完投は完全試合の時以来。完投勝利の意味は。 「いや、もちろんさっき言った通りで、本当に大事な負けられない試合だったんで。そこで今年のベストパフォーマンス出したっていうのは、並のピッチャーじゃできないんでね。そういう意味では、やっぱ朗希もスーパースターに…もうスーパースターになってんのかな(笑い) なりつつある投手だと思います」