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藤井聡太七段敗れる「まとめ方が分からなかった…途中からミス、実力かな」最年少タイトル持ち越し

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中日スポーツ

◇第91期棋聖戦第3局

 将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)は9日、東京・千代田区の都市センターホテルで指された第91期棋聖戦五番勝負第3局で渡辺明棋聖(36)=棋王・王将と合わせ3冠=に142手で敗れ、3連勝での棋聖位奪取はならなかった。屋敷伸之九段(48)が1990年に打ち立てた最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)の更新は、16日に大阪市福島区の関西将棋会館で指される第4局に持ち越された。  藤井七段は第61期王位戦七番勝負(中日新聞、東京新聞主催)と同時並行でダブルタイトルに挑戦しているが、タイトル戦4戦目での初黒星となった。午後7時12分、藤井七段が「負けました」と投了を告げると、渡辺棋聖に安堵(あんど)の色が浮かんだ。藤井七段としては先手番の本局で決めたかったが、これまで番勝負でストレート負けを喫したことのない渡辺棋聖に意地の1勝を返された。  対局を終えた藤井七段は「まとめ方が分からなかった。途中からミスが出たのは、実力かなと思う」と悔しさをかみしめた。シリーズ初勝利を挙げた渡辺棋聖は「この勢いで来週も頑張れれば」と語った。  藤井七段はこの日も和装で登場した。これまでに披露した黒や薄灰色のものとは違う緑の羽織姿だった。戦型は後手・渡辺棋聖が藤井七段のエース戦法・角換わり腰掛け銀を受けて立った。藤井七段が先攻すると、両者とも研究範囲内なのか指し手は超ハイペース。昼食休憩の時点で76手まで進み、早くも終盤戦の様相を呈した。  午後、渡辺棋聖が藤井玉に襲いかかると、藤井七段は相手の太刀筋を見極めながら、ギリギリの受けで対応。難解な局面が続いたが、最後は押し切られてしまった。消費時間は藤井七段3時間59分、渡辺棋聖3時間47分だった。  藤井七段は今月19日が18歳の誕生日。第4局に勝利してタイトルを獲得すれば、17歳11カ月の最年少タイトルホルダーとなる。

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