カフェファラオ堀師の一問一答/フェブラリーS
<フェブラリーS:追い切り> チャンピオンズC6着のカフェファラオ(牡4、堀)がウッドコースで最終追い切りを行った。 【写真】20年10月、シリウスSを制したカフェファラオ <カフェファラオを管理する堀師の一問一答> -前走チャンピオンズCは6着 堀師 この馬の走りとしてはハミの取り方が甘くて、自分から推進していく感じではなかった。結果もだが見どころのないレースになってしまって、しっかり能力を発揮できたのかなというところでかなり疑問があった。地力で6着まで頑張っていますけど。 -中間の調整は 堀師 在厩で調整しています。理由としては収得賞金上、直接フェブラリーSを使えるという保証がまだない状況で、必要とあれば前哨戦を挟まざるを得ないかなと。それに対応できるように在厩で調整していました。去年のうちは疲れを取ってリフレッシュさせて楽をして。年が明けてから徐々にピッチを上げて。途中でフェブラリーSに直接向かえそうだということで、こちらに矛先を向けて調整してきた。 -最終追い切り 堀師 ここまで十分時間をかけて乗り込んできた。調教の量としては微調整でいい。先週の段階で気持ちもほぼ仕上がっているかなという感じです。きょうはその気持ちの方を少し乗せる必要があればタイトに併せて、そうでなければ少しルーズにということで3頭併せの真ん中に入れて確認。あとは反応やフットワークで補う部分があれば最低限補うという形でしたけど、最後まで引っ張ったっきりでやる必要はなかった。予定通り追い切りを消化しています。 -馬具について 堀師 ユニコーンSの後から、ちょっと走りがこの馬らしいところが見られなくなってきて、ルメール騎手と相談してチークピーシズを着けることに。そのためには、少し制御力を増しておく必要があったので、リングビット、それから鼻革(クロス)、という形で段階的に試してみました。コロナ禍でルメール騎手が関西所属騎手ということもあり、美浦に来て調教することはできませんので、毎週末競馬場で会うたびに、コミュニケーションを取った。一応この装備でレースに向かう予定ですけど、ルメール騎手はこの馬具では初騎乗になりますので、返し馬で様子を見て、最終的にはブリンカーではなくてチークピーシズであれば、ゲート裏で外すこともできますので。そういうことも視野に入れています。 -舞台は東京マイル 堀師 東京のワンターンは現状ではベストかなという風に感じています。ちょっと力む気性もありますし、今回チークピーシズを着ければなおさらコーナー4つよりはやりやすいんじゃないかなと思います。 -ドバイなど今後の目標は 堀師 4歳馬は結果的にフェブラリーSでこの1頭だけですので。なかなか賞金を加算する機会が限られている。ドバイWCも現状招待もきていないですし、コロナ禍もあって不透明なところもある。フェブラリーSを使ったあとの状態を見て、判断していくということになりそうです。 -先週の追い切りでチークピーシズ装着し今週はなし 堀師 先週試して調教では効果がありそう。マッチングという部分は先週で検証は済んでいる。今週は過度にあまりやりたくないし、気持ちの方も乗せたくなかったので。