憧れのプロ選手と交流 富浦ミニバス24人がゲームなどで 南房総(千葉県)
プロのバスケットボール選手が全国各地を訪ね、子どもたちと交流する「JBPAASSIST」(日本バスケットボール選手会主催)が、南房総市の富浦体育館で行われた。富浦ミニバスケットボールクラブの24人が、憧れのトップリーグの3選手とミニゲームなどを楽しんだ。 コロナ禍の行動制限を経て、同選手会が「自分たちを必要としてくれる人たちの力になりたい」との思で、令和4年に始まった活動。全国から企画を募集して選手が審査し、実施企画・団体を決める流れで、今年は富浦ミニバスを含め、7企画が選ばれた。 富浦ミニバスは、富浦小学校を中心に、安房地域の児童約30人が所属。柴野正司コーチの下、県大会決勝トーナメント進出を目標に、日々練習に励んでいる。 この日は、Bリーグ1部の秋田ノーザンハピネッツから赤穂雷太選手、Wリーグのデンソーアイリスから薮未奈海選手、今野紀花選手の3人が来訪した。 レクリエーションで体をほぐした後、ドリブルやシュート、1対1での抜き方などを指導。児童らはプロの動きを観察し、アドバイスに聞き入って、体に落とし込もうとしていた。 選手と児童の混合チームで、ミニゲームも行われた。赤穂選手が197センチの巨体でダンクシュートを繰り出すと、その迫力に大歓声。児童は、その技術の高さを実感していた。 大古千梛美さん(富浦小6年)は「ダンクがすごくかっこよかった。プロは動きが速くて全然違う。見習えるように、もっと練習を頑張りたい」と、目を輝かせていた。 締めくくりのサイン会で、ボールや色紙にサインをもらった児童は、満面の笑顔。赤穂選手は「まずはバスケを楽しんでほしい。夢があるなら、頑張り続ければ、きっとかなえられる。いっぱい食べて、遊んで、宿題して寝てください」と話していた。