「人生に疲れたときに見たい映画」3選! 映画好き編集者のおすすめ作品を紹介【12月1日は映画の日】
●80 For Brady:エイティ・フォー・ブレイディ
「80 For Brady:エイティ・フォー・ブレイディ」は、2023年にアメリカで公開された作品(日本未公開)。フットボールをテーマに、80代の女性4人組を描くロードムービーです。 共に苦楽を乗り越えた長年の親友である4人の80代女性。偶然テレビで見たアメリカンフットボール選手のトム・ブレイディに魅了されて以来、大のフットボールファンでもあります。そんなある日、“スーパーボウルのチケット”を手に入れ、「第51回スーパーボウル」でプレーするトムを一目見ようとテキサス州ヒューストンへ向かうことを決意。車を用意し、夫の世話を放り出し、老人ホームから友人を誘拐し、はちゃめちゃで最高に楽しい旅が始まります。 【映画好き編集者の推しポイント】 同作は、実際に4人の親友が「第51回スーパーボウル」を観戦した事実に基づくストーリー。2022年のオフシーズンに引退表明したトム・ブレイディが制作に参加しており、本人役で登場しています。とはいっても、あくまでストーリーの主軸は4人の親友たち。「そんなバカな」と思う展開もありますが、いくつになっても最高の仲間たちとはしゃぐ姿は、見ているこちらまで元気をもらえます。 ※飲酒・薬物のシーンが含まれるため全年齢向け作品ではありません。
●あの夏のルカ
「あの夏のルカ」は、2021年にDisney+にて配信開始された、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作の長編アニメーション作品。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の余波で日米共に劇場未公開でしたが、2024年3月29日に同じく劇場未公開となった「私ときどきレッサーパンダ」「ソウルフル・ワールド」とともに日本国内での上映が決定しています。 主人公は、海の中に暮らす“シー・モンスター”の少年・ルカ。人間の世界にあこがれているものの、「人間は野蛮で恐ろしい」と教えられているため、一歩踏み出せずにいました。そんなある日、人間の世界で暮らす少年・アルベルトと出会い、「ベスパがあればどこへだって行ける」と教えられます。ベスパを手に入れアルベルトと共に旅をするため、二人は人間が住む港町「ポルトロッソ」へ向かいますが、人間たちは“恐ろしい存在”のシー・モンスターを狩ろうとしていることを知るのでした。 【映画好き編集者の推しポイント】 同作は夏の港町が舞台なため、とにかく画面に映し出される色彩が豊かなのが見どころ。劇場公開用にスクリーン映えする作りをしており、「劇場で見られないのかぁ」と配信開始された際に肩を落としましたが、国内での劇場上映が決定してガッツポーズしました! 少年少女のひと夏の冒険と成長を軸に、「自分らしくいること」「他人を思いやり愛すること」「誰かと協力すれば困難にだって立ち向かえること」をピクサーらしく描く同作。見終わったあと、じんわりと心が温かくなる作品です。
月夜に米