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市川海老蔵、9月11日から公演再開「少しでも活力になれるよう全力で」

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サンケイスポーツ

 歌舞伎俳優、市川海老蔵(42)が9月11日の熊本・八千代座を皮切りに歌舞伎舞踊公演「古典への誘(いざな)い」を上演することが30日、分かった。5月に予定されていた十三代目市川團十郎白猿の襲名が新型コロナウイルスの影響で延期になってから初の舞台。全国12カ所を回る海老蔵は、「少しでも明日の活力になっていただけるよう、全力で勤めます」と再始動へ力を込めた。  止まっていた時計の針が動き出す。  6月22日に妻、小林麻央さん(享年34)の3度目の命日を迎え「今日は麻央の祥月命日。ここ4日前から多くの麻央を感じています そういうものなのかな」と愛妻への思いをブログにつづっていた海老蔵。ついに本業を再開させる。  今年2月の福岡・博多座「特別公演」以来、7カ月ぶりとなる舞台「古典への誘い」が9月の熊本・八千代座を皮切りに全国12カ所(27公演)で上演。  2012年に自ら「伝統芸能を分かりやすく、多角的に味わっていただきたい」と企画した思い入れのある公演で、麻央さんが亡くなった17年10、11月も決行。今回、皮切りになる熊本・八千代座は14年に長女、市川ぼたん(8)が初お目見えした縁の地だ。  上演演目は「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」、成田屋一門による「御目見得口上」、「男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)」に決定。海老蔵自ら創作した「男伊達-」は、立ち回りのある華やかな演目だ。  劇場では国や自治体のガイドラインに従い、座席は前後左右を空けて販売。劇場入り口にアルコール消毒液を設置するなどコロナ対策を講じる。  海老蔵は5月から東京・銀座の歌舞伎座で予定されていた大名跡、團十郎の十三代目襲名と長男の堀越勸玄くん(7)の八代目市川新之助の親子襲名が延期に。6月29日には、歌舞伎座が「八月花形歌舞伎」で5カ月ぶりの公演再開を発表したが、そこに海老蔵の名前はなかった。  「襲名が延期になってから初めての歌舞伎舞踊公演です。全国の皆さまに元気になっていただくよう、また伝統芸能の火を絶やさないためにも、今この公演をお届けして、少しでも明日の活力になっていただけるよう、全力で勤めます」と感慨もひとしお。舞台に立てる喜びを力に、天国の麻央さんに届けとばかりに確かな一歩を踏み出す。

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