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意外にも友道師の北海道重賞制覇は初だった…クイーンSは11番人気レッドアネモスが突き抜け名門厩舎のワンツー決着

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中日スポーツ

◇2日 第68回クイーンS(G3・札幌競馬場・芝1800メートル)

 11番人気のレッドアネモスがゴール前で馬群を割って抜け出し、重賞初制覇を飾った。2着に4番人気のビーチサンバが入って友道厩舎のワンツー決着。3着は1番人気のスカーレットカラー。吉田隼人騎手(36)=美浦・フリー、友道康夫調教師(56)=栗東=はこのレース初勝利。  馬群をこじ開け、力強く伸びた。夏の牝馬G3を制したのは11番人気の伏兵レッドアネモス。道中は内の7番手に位置してコースロスなく進め、直線でスパート。一瞬前が壁になりそうだったが、カリビアンゴールドとコントラチェックの狭い間を割って出るとグイグイと末脚を伸ばして重賞初制覇を果たした。  「(性格的に)敏感なところがある馬なので、馬ゴミがどうかと気にしていたんですが、1枠だったので枠なりの騎乗をしました。狭いところでしたが、何とかこじ開けてくれましたね」。アドマイヤジャスタの函館記念に続いて、北海道シリーズで大仕事をやってのけた吉田隼は笑顔で振り返った。  2歳時に新馬→サフラン賞と連勝。だが、他馬を怖がる性格が災いし、その後は昨年5月の白百合S(京都)1勝のみ。そんな敏感な気性が、うそのように力強く馬群を割って出た。見違えるようなレース運びでマーメイドS8着からの大変身に友道師も喜ぶ。  「何もかもうまくいった感じですね。こういう洋芝も合っていたんだと思う。正直内枠は心配しました。ここ2、3走も具合は良かったですが、ちぐはぐなレースが続いていましたから。でも、もともと能力がある馬だったので」  混戦模様の牝馬重賞も2着にビーチサンバが続き、終わってみれば友道勢のワンツーフィニッシュ。意外にもこれまで北海道での重賞勝利がなかった同厩舎だが、名門厩舎の底力をまざまざと見せつけた。  あっと驚く勝負根性を見せつけ、G3タイトルを手中にしたレッドアネモスの次走は未定。「ブリーダーズGC」(Jpn3・13日・門別・ダート2000メートル)に登録をしていたが、この勝利で白紙撤回。  「走らなければダートを使おうと思っていたのですが、結果を出してくれましたから今後は芝路線ですね。このあとは放牧に出して考えます」と友道師はうれしい誤算に表情を緩めた。北の大地で精神面の充実ぶりを見せつけたヴィクトワールピサ産駒。さらなる大輪の花を咲かせるべく、秋に次なるステージへ挑む。

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