女芸人No.1、今年の「THE W」見どころは 4人でネタ披露の「ぼる塾」 大本命は再ブレーク中のものまね芸人
10日に決勝戦生放送
11月20日、女性芸人限定のお笑いコンテスト「女芸人No.1決定戦 THE W 2024」の決勝進出者が発表された。 【写真】「革新的なアイデア」と専門家も絶賛…名作・前田敦子ネタで大胆ポーズ ***
過去最多の903組が挑んだ今年の大会でファイナリストに選ばれたのは、足腰げんき教室、エルフ、おかずクラブ、河邑ミク、キンタロー。紺野ぶるま、忠犬立ハチ高、にぼしいわし、ぼる塾、もじゃ、やました、レモンコマドリの12組。年齢・芸風・知名度もそれぞれ違っていて、実にバランスの良い顔ぶれとなった。決勝戦の模様は12月10日に日本テレビ系列で生放送される。 漫才の大会「M-1グランプリ」やコントの大会「キングオブコント」に比べると、女性芸人限定のお笑いコンテストである「THE W」は、後発ということもあって世間の注目度もまだまだ低く、あまり話題になっていない。 また、お笑い界は男性が圧倒的多数を占める男社会であり、男性芸人の存在感が大きい。そのため、少数派の女性芸人は世の中からも軽く扱われてしまいがちなところもある。 しかし、「THE W」という大会には独特の存在意義があり、出場する芸人にとっても価値がある。この手のお笑いコンテストでは、優勝したり決勝に出て活躍したりすると、それをきっかけにして仕事が増えたりすることがある。その側面から考えると、「THE W」王者のその後のブレーク実績は、ほかの大会と比べても決して見劣りしない。 過去7回の大会で優勝しているのは、ゆりやんレトリィバァ、阿佐ヶ谷姉妹、3時のヒロイン、吉住、オダウエダ、天才ピアニスト、紅しょうがの6組。優勝した時点ですでにテレビの人気者だったゆりやんレトリィバァ、阿佐ヶ谷姉妹の2組は例外として、それ以外の5組は優勝をきっかけに一気にブレークした印象がある。 明確に「THE W」がきっかけで羽ばたいたと言える最初のスターは、2019年に優勝した3時のヒロインだろう。明るくポップなキャラクターの若手女性トリオとして注目され、多数のバラエティ番組やCMにも出演を果たした。 トリオの司令塔である福田麻貴は単独でもバラエティやドラマの仕事をこなしていき、独自の地位を確立した。2024年にはドラマ「婚活1000本ノック」(フジテレビ系)で主演を務めたことも話題になった。