【40代・50代からの老後資金】投資はダイエットと一緒、ゆるくじっくり行おう! 無理をすれば、体を壊したり、リバウンドは必至。「老後マネーがショートする人、お金が貯まりにくい人7つの特徴」
◆ダイエットも投資も急激にハードなことをしてはだめ。じっくり長く続けるのがコツ
「ダイエットと投資はほかにも共通して言えることがあります。 ダイエットは短期間に10㎏痩せるという高すぎる目標を掲げると挫折する可能性が高いように、投資もいきなり高額の運用を始めると、ちょっとした値動きが気になって続かないし、へたをすると大きな損失を被る可能性もあります。じっくりゆっくりやっていくことが必要なので、多少の値動きがあっても気にならない額、ほったらかしておける額、つまり無理なく長く続けられる金額から始めるといいですね。 例えば最初は月1000円から始めて、投資をすることに慣れる。そしてだんだん慣れてきて、もう少し増やしてもいいかなと思ったら金額を上げるのもおすすめです。また、お給料が上がったら、昇給分はなかったものと考え、それを投資に回す、など自分のルールを決めてみるといいでしょう。 ほったらかし投資のいいところは、最初に銘柄を選定しておけばあとは「何を買うか」「いつ買うか」といった見極めに迫られないところ。忙しい人やビギナーにも始めやすく、続けやすい方法です」
◆投資はある意味煮込み料理と同じ。食材を見極めて鍋に入れたら、あとは放っておくだけ!
「これまで投資をダイエットになぞらえてお話ししましたが、実は投資はある料理とも共通点があります。その料理とは、煮込み料理です。 初心者にぴったりの長期積立・分散投資は、料理でいうならビーフシチューやボルシチなどの煮込み料理のようなもの。お鍋に吟味した好みの食材を入れて火にかければ、あとは放っておくだけでおいしい料理ができます。その鍋に相当するのが、投資でいえば「NISA」なのです。 「NISA」という利益に税金がかからない特別な鍋を国が希望者に配り、その鍋をそれぞれが活用しておいしい煮込み料理を作るのです。 鍋に入れる具材は国産食材なのか、輸入食材なのか、何にするのかはそれぞれの自由です。自分が食材にかけられる予算や、焦げたり味つけに失敗しても許せる範囲(リスク許容度)を見極めて、自分の考えとマッチした食材(銘柄)を選び、いくつか入れることでおいしくなっていきます。あとはひたすらほったらかして、じっくり煮込めばおいしい料理ができる(=リターンが得られる)ということ。 もちろん、投資について詳しくなれば、煮込み料理ではなく焼き肉のようにさっと焼いては取り出す、つまり短期間のトレードという投資法もありかもしれません。ただし、売り時が難しいし、しょっちゅう見ていないといけないので初心者にはおすすめできないのです。 “まずは少額から始めて、長い目でじっくりゆっくり運用する”。それが最終的にリターンを得られるポイントだということ、今回はぜひ覚えておいてくださいね 」
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