【帝王賞】上半期のダート王者決定戦に実力馬集う
6/29(水)に大井競馬場で帝王賞が行われる。今年で45回目を数える上半期のダート王者決定戦。今年はJRAとの交流レースになってからは最少の9頭立てと、頭数は寂しくなったが、今年もグランプリレースに相応しい実力馬が揃った。 主な出走馬は以下の通り。 ■テーオーケインズ(牡5、栗東・高柳大輔厩舎) 名古屋城S、アンタレスSを連勝して挑んだ昨年は4番人気の評価を覆す3馬身差の圧勝。秋始動戦のJBCクラシックこそ出遅れも響いて4着に敗れたが、チャンピオンズCでは6馬身差の圧勝。国内に敵無しを思わせる圧巻の走りを見せた。サウジCは追走に苦労し8着に敗れるも、帰国初戦の平安Sでは59kgの斤量を物ともせず完勝。連覇への期待は大きい。 ■オメガパフューム(牡7、栗東・安田翔伍厩舎) 同条件で行われる東京大賞典を4連覇するなど、大井2000mは【5-3-0-1】と抜群の相性を誇る大井の申し子。当初は昨シーズンでの引退を予定していたが、これを撤回。復帰戦のアンタレスSは4角11番手の位置取りから鋭い末脚を発揮して勝利。昨年のこのレースで5着に敗れた雪辱を誓う。 ■チュウワウィザード(牡7、栗東・大久保龍志厩舎) デビューから25戦して5着以内を外したのが2回のみという安定株。2019年のJBCクラシックなど現在までGI/JpnIを4勝。活躍は日本国内に留まらずドバイワールドカップに2年連続で遠征して2着、3着と、その実力は世界レベルであることを証明。大井コースは4走して勝ち星がないのは意外だが、世界に通用する脚を武器に帝王賞初制覇を狙う。 ■ノンコノユメ(セ10、大井・荒山勝徳厩舎) 今年で10歳になる古豪。JRA在籍時にジャパンダートダービーとフェブラリーSを制した。南関東転入後は1勝のみだが、昨年の帝王賞でも2着に好走するなど実力に陰りなし。今年は始動戦のブリリアントCで3着、大井記念では上がり最速の脚で2着と連続好走。10歳になっても目の覚めるような末脚は健在で、久々のビッグタイトル奪取に燃える。 他にも重賞3勝馬スワーヴアラミス(牡7、栗東・須貝尚介厩舎)、昨年の3着馬クリンチャー(牡8、栗東・宮本博厩舎)、鋭い末脚武器のメイショウハリオ(牡5、栗東・岡田稲男厩舎)などが出走を予定している。 発走は29日(水)の20時10分。