仏マクロン大統領、任期満了まで続ける考え示す 国民議会での内閣不信任案の可決を受け
フランスの国民議会で内閣不信任案が可決されたことを受け、マクロン大統領は5日、演説を行い、任期満了まで大統領職を続ける考えを改めて示しました。 フランスのマクロン大統領は5日、議会下院にあたる国民議会で内閣不信任案が可決されたことを受け、演説を行いました。 マクロン大統領は、不信任案に賛成した議員は大統領選挙のことしか考えていないと批判した上で、自身は辞任せず、2027年5月の任期満了まで大統領職を続ける考えを改めて示しました。 バルニエ首相は5日に辞任を申し出て、受理されていますが、国民議会には過半数を獲得している勢力がなく、新首相の人選は難航するとみられています。 マクロン大統領は「すべての政治勢力を代表する内閣をつくる」とし、大連立を目指す考えを示しました。 一方で、マクロン大統領に反発する声は高まっており、各勢力が呼びかけに応じるかは不透明です。