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お蔵入りしなくてよかった…ドラマ『私の家政夫ナギサさん』面白過ぎる4つの理由

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現代ビジネス

今期一番の期待株

 多部美華子(31)が主演するTBSの連続ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(火曜午後10時)が評判高い。7月7日に放送された初回は14.2%という高い視聴率を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。篠原涼子(46)主演の日本テレビ『ハケンの品格』(水曜午後10時)の初回と全く一緒だった。 【写真】女優・多部未華子“振り返り美人”ショットに、胸キュン!  『ハケンーー』は大ヒット作の続編。最初から知名度があり、前編からのファンも多い。片や『私の家政夫――』はゼロからのスタート。ドラマ制作者の中には両ドラマの視聴率が並んだことに驚く声もある。  半面、『私の家政夫――』が多くの視聴者に支持されたことに意外感はない。中身が濃かったし、楽しめた。28歳の女性・相原メイを主人公とするハートフル・コメディだが、今期は男性が主人公のシリアス調の作品が目立ち、ほかに同様の作品がないのもプラスに働いた気がする。  そもそも最近のTBSは30歳前後の独身女性を描くドラマが抜群にうまい。独壇場と言ってもいい。『G線上のあなたと私』(2019年秋ドラマ)、『凪のお暇』(19年、夏ドラマ)、『わたし、定時で帰ります。』(19年春ドラマ)など話題作が続いている。  厚生労働省の2018年発表によると、女性の初婚の平均年齢は29.4歳。トレンディドラマが全盛だった1989年は25.8歳だったので、約30年で3歳以上アップした。  何歳で結婚しようが勝手だし、自由であるものの、30歳前後の女性の多くがさまざまな選択を迫られがちなのは確かだ。数々の出来事もある。青春末期と言える。この年代にフォーカスを合わせ続けているTBSは着眼点がいいと思う。

やはり主演がいい…

 今期は超目玉作『半沢直樹』(TBS、日曜午後9時、7月19日スタート)が控えているものの、『私の家政夫ーー』もブレークするのではないか。  そう予感以下させる理由は次の通りだ。  《主演がいい》多部未華子は誰もが認める演技巧者。ドラマ、映画、演劇のいずれもOK。どのジャンルでも演技賞に輝いた数少ない存在だ。  『私の家政夫ーー』で見せた演技巧者ぶりの一つは、二つの驚きを演じわけたこと。まず、スーパー家政夫の鴫野ナギサ(大森南朋、48)と自宅で初めて会った際、「いやーぁ!」と叫び、顔を恐怖で歪めた。ナギサが来ることを一切知らされていなかったのである。夜道で化け物と遭ったかのような形相だった。それでいて決してオーバーに見えず、どこかユーモラスでもあった。  その直後、ナギサさんが自分の下着を洗ったことを知った時も「えーっ!」と声を上げた。今度はこの世の終わりといった表情で、絶望感すら漂わせていた。やはり絶妙だった。  多部は表情での演技も、感情を体現するのも抜群にうまい。特に目の動きを使っての表現においては、この人の右に出る人はいないのではないか。驚くと、見事なまでに丸くなる。怒ったり、すねたりすると、三白眼気味になり、相手をにらむ。  おまけに役者にとって大切な声と口跡(せりふの言い方、声色)も絶品。多部のセリフが聞き取りにくい、分かりにくいと思ったことのある人はいないはずだ。

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