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韓国で巨大クラスターが続々発生 「文在寅が威張るたびに感染爆発」と顔をしかめる人も…

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デイリー新潮

歓楽街から物流基地に飛び火

――感染源はソウルの歓楽街ですか?  鈴置:韓国の防疫当局はそう見ています。デイリー新潮の「韓国は『防疫の模範』が裏目でクラスター、それでも『世界を先導』という自己暗示」で言及した、梨泰院(イテウォン)のゲイ・クラブが震源地です。  5月2日にここを訪問した人を皮切りに、5月27日午前0時までに首都圏を中心に257人の感染が確認されました。  これに加え、5月26日には京畿道・富川(プチョン)市の物流センターに、「梨泰院」由来の巨大なクラスターが生まれたことも判明。富川市はソウル市と仁川市に挟まれた都市です。  当局は直ちに富川市の大型駐車場に臨時検査所を設け、医療関係者62人を派遣。この物流センターで働く人と訪問者の検査に乗り出しました。検査対象は4159人に上る見込みです。  そうこうするうちに同じ富川市のコールセンターや、ソウルの北西にある京畿道・高陽(コヤン) 市の物流センターにも飛び火していることが分かりました。5月28日午後9時までに、96人の「物流センター」関連の感染者が発見されました。  防疫当局は「ウイルスの遺伝子は変化していないようだ」としつつも「今回は伝播の速度が極めて早い」と警戒しています。 「ゲイ・クラブに集まる人も、物流センターで働く人も発症しにくい若者が多いため、発見が遅れた」と見る向きもあります。大邱で新興宗教が巨大クラスターになった時も同様の指摘がありました。いずれにせよ、首都圏初の感染爆発が起きないか、韓国人は身構えているのです。

外国人の多いおしゃれな歓楽街

――5月6日の「禁・3密」の解禁が早すぎた?  鈴置:それだけとは言い切れません。一連の感染の原点である梨泰院のゲイ・クラブでの感染は、その前の5月2日に発生していたからです。  4月上旬から、一部のメディアは梨泰院などの遊興施設で感染が始まったと警告していました。例えば、中央日報の「飲み屋でのコロナ感染がひどい…梨泰院・ソレマウルでも感染者が出た」(4月8日、韓国語版)です。  梨泰院は米軍人が遊びに来る街。「ソレマウル」はフランス人が多く住みます。いずれもおしゃれな歓楽街で、ソウルでの感染はここで散発的に起きていたのです。  そのたびにクラスター対策班が繰り出して感染者を捕捉しました。が、ゲイ・クラブで発生した際は名乗り出ない人もいて、ついに巨大なクラスターに育ってしまったわけです。  ソウル市も4月8日に重い腰を上げ、422件の飲み屋に対し同月19日まで事実上の営業禁止命令を出しました。が、その後、規制は緩んでしまいました。

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