大阪市・松井市長が定例会見10月21日(全文2完)一度も楽な選挙はなかった
今回の衆院選の手応えは
共同通信:共同通信の大野です。衆院選に関連して伺いたいんですが、代表は全国を回っておりますけれども、党の代表になりまして、前回に続いて2回目になりますけれども、今までとの違いというか、感触として今回の衆院選の手応えという部分はいかがでしょうか。 松井:いやもう、これまでどの選挙も楽な選挙はありません。何度やってきたかな、代表としては二度だけど、維新の会が2011年にスタートしてから、2012年の衆議院選挙、それから2013年の参議院選挙、2014年衆議院選挙、2016年の参議院選挙、それから2017年衆議院選挙、2019年参議院選挙。国政選挙だけでももう6回やってきてるし、その中で地方選挙3回やってきましたし。大きな選挙で一度も楽な選挙はなかったし、今回も厳しい選挙です。同じです。 共同通信:これまで大阪、近畿というのが本拠地でもあって、地盤としてはあったと思うんですが、近畿以外での部分に関して回っている中で、例えば代表もそうですし、吉村副代表が回ったときも、かなり演説の聴衆の方が多いように感じるんですが、その辺りは今までと違う部分というのは何か感じられたりしますでしょうか。 松井:いや、橋下さんのときも多かったから。だから今、吉村さんはいろいろコロナ対策で、全国でいろいろと注目もされているから、一目、吉村さんを見ようと。吉村さん、ビジュアルもいいじゃない。どっちかというと。韓流の、知ってる? あの、愛のなんとかっていうやつ。え? 『愛の不時着』。あれの、あれ、似てるやろ。主人公。 だからやっぱりそういうのもあるから、目の前のことに一喜一憂してたらもう駄目だし。こんなの、もう本当に目の前の人はごく一部だから、本当。だから全て、これまでも選挙厳しかったし、今回も厳しいというのが、僕の実感です。 大阪日日新聞:朝日新聞さん。
兵庫県の位置付けは
朝日新聞:すみません、朝日新聞の本多です。衆院選に関連して、兵庫県についてお伺いしたいんですけれども、今回の選挙ですと維新さん、9人立てていて、前回と比べるとかなり人数多くなっているかなと思いまして、今回、この7月に維新さんが推薦した斎藤さんが知事になったりだとか、いろいろ兵庫県でも足掛かりができたのかなと思っているんですけれども、今回、維新さんとして兵庫県はどういうふうな位置付けの選挙区と見ているんでしょうか。 松井:今回というか、もうこれまでもずっと言ってきたように、われわれ、大阪だけ良かったらいいということじゃなくてね。二極というのは、やっぱり東京を中心に首都圏が全部で人が増えてきているわけですよ。だから大阪を中心にした関西圏で、やっぱり首都圏と切磋琢磨できるようにならないと。だから兵庫県を今まで軽んじたことは一度もないし、だからこれまでも兵庫県は重要なエリアとして選挙で戦ってきたし、今回も同じです。 でもこれが小選挙区で勝てるかと言われれば、それはもう参議院の選挙を見ても、われわれは参議院で2019年、トップ当選させていただいたけど、ほとんど僅差で自民党と公明党がいるわけだから、2位、3位に。それは向こうは2つ足し算ですから。なかなかそれは厳しいですよ。