堂本光一、『SHOCK』シリーズが終幕 自身にとっての『SHOCK』は「永遠であってほしい」
KinKi Kidsの堂本光一が29日、『Endless SHOCK』大千穐楽カーテンコール・囲み取材に出席。作品への思いや、大千穐楽を迎えた心境を明かした。 【写真】「SHOCK」シリーズ完走に笑顔を見せる堂本光一 2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けた『SHOCK』。24年間続いた『SHOCK』シリーズは今回でついに終幕。29日に最後の公演が行われ、カーテンコールの後に堂本が囲み取材に出席した。 カーテンコールでは割れるような大きな拍手が客席から贈られ、堂本は「ありがとうございました!」と感謝。「2000年から幕を開けて、当時21歳で。まだ若造でしたけど、そんな自分を信用してくださってこうやって帝劇のステージというところに立たせていただき、24年間もずっとこの景色を見せていただけたこと、心より感謝を申し上げたいと思います」と思いを口にした。 その後の囲み取材で堂本は「背負ったものを下ろせたと思ったんですけど、余計に重たいものが乗りかかったような気がします」と告白。「客席を見ていても、エンターテイメントをみんなが欲しているというか、ありがたいことに僕が作るエンターテイメントをみんなが欲してくださっているような空気になっていた。荷を下ろそうと思ったら余計にのしかかってきた(笑)」と笑い「自分は舞台に立つことをやめるわけではないし、『SHOCK』は幕を下ろしますけど、それ以外はまたいつも通り」と語った。 新しい舞台の構想はまだないそうだが、『SHOCK』の後継者について尋ねられると堂本は「現れないですかねぇ?」とコメント。「自分の夢ではありますね。自分が積み上げて作ってきたものを表から見るということは夢です。そうなるといいなと思います」と告白した。さらに堂本は「記録にしてもなんにしても、そういうものは破られるためにあるものですから、そこを自分としては破ってほしい」と言い「世の中には素敵なエンターテイメントがたくさんあるので、『SHOCK』を見て、ミュージカルというエンタメに興味を持った方もいらっしゃるでしょうし、そういった方がいるとうれしいなと思います」と気持ちを言葉にした。 『SHOCK』のせりふの中で好きな言葉を聞かれると、堂本は『Endless SHOCK-Eternal-』の「思い続ければいつもそばにいる」という言葉を挙げた。堂本は、『SHOCK』本編でもその思いは宿っているとした上で「思いというものはとても人を強くさせる瞬間がある。『Show must go on』とか、ショービジネスでの世界での大事なせりふはもちろんありますけど、実はそこよりも『思い続ければずっとそばにいるんじゃないかな』ということを常に大事にしています」と明かした。 堂本は、共演者やスタッフとの信頼関係も思いのつながりだと話した上で「ファンの方やお客様が、たくさんの思いを客席からステージに届けてくれる。そういったものの集合体が舞台の世界なので、いろんな人生にも当てはめることができると思います」としみじみ。最後に「光一さんにとって『SHOCK』とは?」と聞かれると、堂本は「難しいなぁ…」と考えを巡らせ「今後にも期待を込めて、永遠であってほしいです」と答えた。 堂本は「立つ立たないにしても、自分も努力しなきゃいけないといけないと思うんですけど」と前置きし「自分としてもこれからも永遠にこの思いは持ちながら生き続けることになると思います」と打ち明けた。