【鴨川市議選】あす投票 コロナ禍の舌戦大詰め(千葉県)
任期満了に伴う鴨川市議会議員選挙(定数18)は22日、鴨川小学校など計25か所で投票され、同日午後9時から、市役所4階の大会議室で開票される。コロナ禍で制限が多い中での選挙戦。候補者21人は、7日間の短期決戦でしのぎを削っている。大勢が判明するのは、午後11時過ぎの見通し。 欠員2人に加え、議長を含む2現職が引退し、名乗りを上げたのは、現職14人、新人7人。政党別では、公明1人、共産1人、無所属19人。女性は現職2人に加え、新人2人。 最初の2日間は雨に水を差されたものの、3日目からは天気に恵まれている。候補者らは汗を流しながら、選挙カーで市内を回り、マスク越しに政策を熱弁。浮動票の掘り起こしに奔走している。 明確な争点はなく、それぞれ、▽交通インフラ整備▽防災・減災の強化▽農林水産業の活性化▽子育て支援▽企業誘致――など、重点的に取り組む課題や、公約を訴える。引退議員の後継がいない天津地区は草刈り場となっており、足しげく通う候補者も多い。 新市誕生から同市の投票率は下がり続けているが、選挙管理委員会によると、19日までの期日前投票では、2985人が投票。前回同期と比べ、40人少ない。期日前投票は、21日まで、同市役所と天津小湊公民館で実施中。時間は、午前8時半からで、市役所が午後8時まで、同公民館は5時まで受け付ける。 14日現在の選挙人名簿登録者数は、男1万3065人、女1万4524人の計2万7589人。