「そのカツカレーはもう食べられない」“カツ愛”が止まらない!武井壮さんに聞いた懐かしのグルメ
今では食べられなくなった懐かしの味、懐かしのお店…。誰もが食にまつわる思い出がきっとあるはず。 今回、伺ったのは、CBCテレビ製作『BACKSTAGE』(TBS系放送)でMCを務める武井壮さん。話を始めると、どうも“カツ愛”が止まらないようで…。 ■高校の学食の忘れられないメニュー 高校生の頃は、学食の『カツカレー』が大好きでした。300円くらいで食べられるんですが、学食のおばちゃんに「料金に影響しない程度に大盛りにしてください!」ってお願いしたら、大盛り料金の量よりも大盛りにしてくれて。 それをお昼に食べてお腹をパンパンにして、トレーニングや勉強を頑張っていました。 ちょっとドロッとしていて、ジャガイモとお肉に、玉ねぎはフニャフニャになるまで煮えていて、あんまり辛くないけど、スパイスの結構効いた、たまにちょっと焦げているところもあったりしてね。サクサクのカツに、ドバーッとそのカレーをかけてくれるんです。 その後あのカレーの味を食べたことがない。学食のおばちゃんたちの作るあのカレー、他の店で似た味を見つけられないんです。 そのカツカレーはもう食べられないんだと思うと、また食べたいなって思います。 ■大学時代にハマったカレーの隠し味 神戸学院大学に通っていたころ、正門の前に『チキンカツ丼』のおいしいお店があって、それがちょっとカレー味なんです。基本、だしがしっかり効いて、玉子でとじてあるんですけど、ほんのちょっとだけカレー風味。チキンカツがホントにフワフワで、ご飯にだしの味も染みていて、ホントにうまかったです。カレー風味で食欲も進むし、練習とかで疲れていても食べられるし、当時の栄養源でした。それを食べに、しょっちゅうその店に通った記憶があります。今でも大学辺りに行った時には食いたいな!と思うけど、お店がなくなってもう食べられないんです。 ■自分でお店をやりたいくらい好きな味 墨田区の東あずま駅の前によく行っていたトンカツ屋さんがあって、そこの『チーズカツ』が世界一うまい! トンカツで、あれ以上うまいものを食べたことがないです。 切れているカツを離すと、中からチーズがドローと出るくらい詰まっていて、それに大根がゴロゴロした自家製のおろしポン酢をかけて食べるんです。それが抜群にうまい! いろんな人を連れて行ったけど、全員絶賛! だけど、ある時、店を閉じることになって、マスターからレシピを貰ったんです。 「もうオレはやる気ないから、レシピ教えるよ」って。肉はコレ、チーズはコレ、油が何度で何分揚げたらひっくり返して…とかね。いまだに机の中にそのレシピ置いてあります。 いつかお店、それでやりたいな!と思っているくらい。 ただ…、あのおろしポン酢がないとダメだから、いずれまたマスターにあのレシピを全部教えてくれって頼みに行きたいですね!