小6の半数以上がスマホを所有…小中学生の子にiPhoneを持たせるとき、やっておきたい「2つの準備」
◆2. 「フィルタリング」と「ペアレンタルコントロール」を設定しておく
子どものiPhoneには、必ず「フィルタリング」と「ペアレンタルコントロール」を設定しましょう。これにより、有害サイトの閲覧を防ぎ、利用時間や利用するアプリを制限できます。アプリのインストールや課金も親の許可制にすることが可能です。 iPhoneのフィルタリングとペアレンタルコントロールは、利用時間などを制限できる「スクリーンタイム」と、親のスマホから子どものスマホをコントロールできる「ファミリー共有」で行います。親がAndroidスマホユーザーの場合は、キャリアが提供する「あんしんフィルター」を利用するとよいでしょう。 「スクリーンタイム」と「ファミリー共有」は、まず子どものApple Account(旧Apple ID)を取得して利用します。子どものApple Accountは、親のiPhoneから作成します。 「ファミリー共有」を設定して親と子のApple Accountがファミリーとしてひもづけられたら、子どものiPhoneで「スクリーンタイム」の設定を行います。 「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにし、アプリの購入を許可制にしたり、利用できるアプリ、Webコンテンツなどを制限したりしましょう。 事前に子どもと決めた我が家のスマホルールも、フィルタリングとペアレンタルコントロールに反映させておきます。 これで、アナログとデジタルの見守り環境が整いました。親が仕事中で声掛けできない状況などでも、フィルタリングが制限してくれます。反対に、フィルタリングでは防げない事態が起きたら、親の出番です。例えば詐欺メールを受信したら、詐欺メールの見破り方や無視するように話すなど、ITリテラシー教育を行います。 こうして、アナログとデジタルで補い合って、子どものiPhoneを見守りましょう。
◆小学生のスマホ利用において、親が気を付けておきたいこと
小学生の子について特に注意してほしいことは、SNSのアカウントについてです。基本的にアカウント取得は13歳以上に限られています。小学生に人気のTikTokも、13歳以下はアカウント取得ができません。もしお子さんが見たいといったら、親が視聴を管理しながら、親のアカウントで見せる必要があります。 また、LINEを利用する小学生も多いと思いますが、「グループ」と「オープンチャット」ではトラブルも起きやすくなっています。小学生のうちはこれらの機能は使わないように約束してもいいでしょう。