シナー 接戦制しジョコビッチ撃破、9億円の優勝賞金かけてアルカラスと激突<男子テニス>
エキシビションマッチ ザ・シックスキングススラム
男子テニスのエキシビションマッチ ザ・シックスキングススラム(サウジアラビア/リヤド、室内ハード)は17日、準決勝が行われ、世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)が同4位のN・ジョコビッチ(セルビア)を6-2, 6-7 (0-7), 6-4のフルセットで破り、決勝進出を果たした。 【動画】ナダルの引退報告「終止符を打つ」 ザ・シックスキングススラムは世界ランク1位のシナー、同2位のアルカラス、同4位のジョコビッチ、同5位のD・メドベージェフ、同14位のH・ルーネ(デンマーク)、そして元世界ランク1位で今シーズンでの現役引退を表明しているR・ナダル(スペイン)の6名が出場するエキシビションマッチ。期間は16日から19日までを予定しており、16日にトーナメント1回戦、17日に準決勝、19日に決勝と3位決定戦が行われる。 16日の1回戦でメドベージェフにストレート勝ちをおさめていたシナーは準決勝、第1セット第2ゲームで幸先良くブレークに成功すると、8ゲームで2度目のブレークを奪い先行する。第2セットでは第1ゲームでいきなりブレークを許すも、その後追いつきタイブレークへ。しかし、タイブレークでは1ポイントも獲得できずセットカウント1-1に追いつかれた。 ファイナルセット、第7ゲームでロングラリーの末に先にブレークしたシナーだったが、直後の第8ゲームでブレークバックを許す。それでも第9ゲームでこのセット2度目のブレークを奪いゲームカウント5-4に。マッチポイントではサービスエースを決め、接戦を制した。 決勝ではアルカラスと対戦する。アルカラスは準決勝でナダルを6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。 敗れたジョコビッチは3位決定戦でナダルと対戦する。 また、決勝戦の勝者は600万ドル(約8億9,600万円)の優勝賞金を手にすることができる。これは四大大会シングルスの優勝賞金の約1.5倍から2倍に迫る賞金で、公式戦とエキシビションマッチを含めても史上最高金額となる。その優勝賞金を得るのはどちらか?決勝戦と3位決定戦は現地19日に行われる。