【F15墜落】回収の垂直尾翼を調査 政府関係者、引き揚げ認める
航空自衛隊小松基地のF15戦闘機墜落事故で、空自が作業を依頼した民間のサルベージ船が現場付近の海中から墜落機の垂直尾翼を引き揚げ、回収したことを21日、政府関係者が認めた。金沢港では同日、空自が垂直尾翼とみられる回収物を調べた。 【動画】小松基地を離陸するF15。この後、墜落した 垂直尾翼は19日に基地から西北西約5キロの現場海域で引き揚げられ、20日に金沢港で別の船に移し替えられた。垂直尾翼付近ではこれまでにフライトレコーダー(飛行記録装置)の位置を知らせる発信機が回収されたが、レコーダー本体は見つかっていない。 事故は1月31日午後5時半ごろ発生。小松基地に拠点がある飛行教導群の田中公司1等空佐(52)と植田竜生1等空尉(33)が搭乗しており、いずれも海中から遺体で見つかった。空自が事故原因の究明を進めている。