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【箱根への道】帝京大、合宿最終日に覚醒した山の秘密兵器・安村晴樹…「この勢いで5区を走って貢献したい」

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スポーツ報知

 山の秘密兵器が覚醒した帝京大は独自の取り組みで力を蓄えた。  新潟・妙高高原での夏合宿最終日。帝京大の中野孝行監督(57)は「今までとは違った流れでここまで来ているので、新しい試みですね」とニヤリとしつつ、選手たちに練習メニューを告げた。登坂10キロタイムトライアル。心身の疲労がピークに近い中、文字通り最後の“山”を課した。  全体合宿のため個々に力の差があることから、37人が3チームに分かれてスタート。実力者は先頭から約2分遅れで追いかけた。人も車もほとんど通らない山。野生のサルが車道に現れるトラブルもあったが、車から飛ぶ指揮官のゲキが選手の背中を押した。ゴール後には乳酸値計測も行う本格的な仮想5区レースに3区2位の遠藤大地(3年)らですら苦しみもがく。10キロで標高600メートルを駆け上がる中、選手の一人が中野監督の目に留まった。  力強い走りでグイグイ進んでいたのは3年生の安村晴樹だ。山口・西京高時代に3000メートル障害でインターハイ決勝まで進んでいるが、進学後は無名だった。「最後の練習だったので、思いっきり走りきろうと思って」と時計をつけずにトップで走破。「今まではチームのために盛り上げられるような走りがしたいと思っていたんですが…」と自分でもびっくりしたほどだったが、「ロードは得意なので、この勢いで5区を走って貢献したいです」と自信も見せた。秘密兵器がついにベールを脱いだ。

報知新聞社

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