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芸能人の熱愛報道、なぜ歓迎できない? バッシングが起きるカラクリに気づく

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「ショック」「失望した」「ファンやめる」「どうせすぐ別れる」

 俳優の瀬戸康史とモデルで女優の山本美月が結婚し、祝福ムードに包まれている。特に公開されたおそろいの白いパンツスーツでの2ショット写真が「素敵すぎる」「2人ともカッコよすぎる」などと反響を呼び、羨望の眼差しが向けられている。    芸能界における、いわゆる“美男美女”カップルの例は枚挙にいとまがないが、何も相手は芸能人に限ったことではない。一般の企業に勤める人が相手であることも多く、これまでに数多くのカップルが誕生してきた。 【写真】幸せオーラ全開! 結婚発表会見で夫の似顔絵を披露する新川優愛  例えば、モデルで女優の新川優愛が9歳年上のロケバスドライバーと結婚し、大きな話題になったのは記憶に新しい。この時も世間は概ね祝福に沸いたが、一方では歓迎しない声や、口さがなく批評したり心ない言葉を投げかけたりといった行動も目に付いた。  芸能人の熱愛や結婚が報道されたときに必ず目にするのが、このような歓迎しない声やバッシングの類いである。それも、あくまで筆者個人の印象に過ぎないが、若手の芸能人やアイドルの場合にそういった傾向が強い。 「ショック」「失望した」「ファンやめる」「どうせすぐ別れる」――。  なぜこのような声が出てくるのか。同じ思いを抱く人も多いだろう。しかし、恋愛が個人の自由であるのと同じように、報道に接してどのようなことを感じどのような言葉を口にするかはあくまで個人の自由であるので、その点を論じようとは思わない。  熱愛や結婚報道に際してのバッシングを目にしたとき、筆者が思うのはただ1つのことである。  この人たちは「I”s」を読んでいないのだろうか――と。

「I”s」は芸能人との恋愛における“バイブル”になり得る

「I”s」とは桂正和の漫画作品である。男子高校生の主人公・瀬戸一貴(せと・いちたか)が同級生の葦月伊織(よしづき・いおり)に一目惚れし、お互い両思いにもかかわらず何度も何度もすれ違うが、紆余曲折を経て最終的には結ばれる、という恋愛物語だ。筆者の青春のバイブルである。  この作品の中で注目すべきは、伊織が“芸能活動をしている”という点だ。伊織は演劇が好きで、役者になることを志して演劇部の活動に熱心に打ち込む。雑誌のグラビアに取り上げられたことで注目され、学校内にファンクラブができるほどの人気者となる。  しかし、人気が出て有名になるにつれ、心ないファンや暴漢に狙われることになってしまい幾度も危機が訪れる。そんな危機を不器用ながらもことごとく救ったのが、ほかならぬ一貴である。  ついに2人はお互いの本心を知り付き合うことになるが、高校卒業後に伊織が芸能事務所に所属し本格的に芸能活動を始めると、新たな困難に直面するのだ。  片や一般人、片や芸能人――。住む世界が違うことに悩む一貴は、伊織のマネジャーからの理不尽な離別要請や、伊織の同僚劇団員との熱愛疑惑スクープなどでとことん追い詰められていく。しかし、それでも一貴は――。 「I”s」を読めば、一貴を応援せずにはいられなくなるのである。筆者も当時、一貴に感情移入して夢中で応援した。そして同時に、伊織の感情にも寄り添うようになった。伊織は伊織で必死に我慢し、事務所からの抑圧に耐えて自分の夢のために懸命に歯を食いしばるのだ。すると次第に、その“夢”のあり方が変化する――。

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