ベイブレードやハイパーヨーヨーを思い出す…風情あるおもちゃ屋の佇まいに「胸が苦しくなる」大人続出
少年少女だった頃の思い出がよみがえり「胸が苦しくなる」。子どもの交流の場として貴重だったおもちゃ屋は、いまどれだけ残っているのか?「心がざわつくおもちゃ屋の店構え。」というタイトルで、昭和の風情残るおもちゃ屋の店構えを撮影したtoshiboさんは「ひと目見たときの”情報量の多さ”に惹きつけられました」と撮影当時を振り返る。 【写真】子どもたちが遊んでいた「UFOキャッチャー」の朽ち果てた姿、ぬいぐるみが生々しく残る
■今と昔が混在する店構えに「惹きつけられました」
様々な”掘り出し物”が売られていそうな街のおもちゃ屋の写真には、「外装の年季が入った感じがいいですね」「看板のロゴ、タカラとトミーが分かれている!」「ベイブレードやハイパーヨーヨーを思い出した…胸が苦しくなる」など、多くの反響コメントが集まった。 「投稿したおもちゃ屋さんは、群馬県沼田市にある『おもちゃのキジマ』さんです。沼田市は少し昔の風情が残る良い町並みで、以前から何度か訪れていているなかで知りました」と撮影の経緯を話してくれた。 「近隣に別のおもちゃ屋さんがあったのですが、そちらが廃業後に建物自体も取り壊しとなってしまいました。なので『こちらのおもちゃ屋さんも記録しておこう』と撮影した写真が今回の投稿です。 ひと目見たときの”情報量の多さ”に惹きつけられました。ツイッターのコメントにいくつかあって共感できた部分でもありますが、お店の看板には昔のホビーメーカーのロゴが並んでいるのに、入口の周りには比較的最近のおもちゃや映画のポスターが貼られていたりして、今と昔が混在している感じが良かったです」
■廃墟写真が持つ不思議な魅力「できるだけ知られていない場所や物を探しています」
toshiboさんは、各地の廃墟を写真におさめる活動をしている。複雑に増改築された鬼怒川温泉の廃墟群、電車が消えた町の小さな駅、UFOキャッチャーの朽ち果てた姿…思わずその世界に引き込まれそうな力を感じる作品がtoshiboさんのSNSに並ぶ。 「“廃墟”という空間に拘らず、自分のアンテナが向く場所や物だったら遠出してでも足を運んでいます。スポットとして有名な場所は自分が発信する必要性があまり感じられないので、できるだけ知られていない場所や物を探して回っています。よっぽど辺ぴで完全に人間から見放されてしまっているような場所を撮影するようにしていますが、誰かに管理されている場所は、基本的に伺ってから訪れるようにしています」