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ビートたけしの元弟子“公開侮辱”を垂れ流したTBS 愛人妻の保険証詐欺をめぐり

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デイリー新潮

「これから警察に…」

 このようにたけしを「裸」にしてしまった責任は、横井氏はもちろん、彼をまさに王様のように扱うテレビ局にもあるのではないか。その象徴が冒頭の「ニュースキャスター」での「言わせたい放題」のやり取りといえよう。日頃番組で、芸能を含めた世相を斬りながら、「たけし問題」になると及び腰になるTBSは、放送局としての自身の責任をどう考えているのか。  同局の広報部に尋ねると、 「お答えすることはありません。以上です!」  と言って一方的に電話を切り、自らがメディアの「神様」であるかのような上から目線の対応を見せたのだった。  メディア論の大家として知られる元上智大学新聞学科教授の田島泰彦氏が、TBSの姿勢を指弾する。 「今回取り沙汰されている『保険証詐欺』は、極めてパブリックな性格の強い問題です。にも拘(かかわ)らず、『ニュースキャスター』でのやり取りは、たけしさんの自己正当化をアナウンサーが手助けする結果になっています。しかも元弟子の言い分を聞いたり、それを検証した形跡もない。全くフェアではなく、いくらたけしさんの番組だからといって、彼の自己宣伝に加担してしまうのは、報道機関として許される行為ではないと言わざるを得ません」  これから季節は夏へと向かい、街を行き交う人々は軽装を楽しみ始める。だが、「裸」のたけしだけには、いい加減に誰かが服を着させてあげたほうがいいのではないか。でも、それを安住氏に期待するのは……。  そんな無理難題を安住氏に課してはなるまい。なにしろ、彼はTBSのエースアナウンサーなのだ。局アナのエースということは、テレビ局の論理を誰よりもよく、深く理解していることを意味する。ならば優秀な安住氏の頭の中に、波風を立てず「無難に殿に寄り添う」の一択しか浮かばないことは自明の理である。だからこそのエースなのだから。実際、現役のあるテレビマンは、 「『ニュースキャスター』は視聴率が常時10%を超え、ドラマを除けばTBSにとって最高クラスの看板番組といえます。『NEWS23』が終わることはあっても、『ニュースキャスター』は続くでしょう」  とした上で、安住氏にこう同情する。 「ましてや、たけしさんはテレビ業界の天皇と言っても過言ではない巨匠です。機嫌を損ねられて『もう出ない』なんて言われたら目も当てられない。だから安住さんは、たけしさんにツッコミを入れ笑いにしてお茶を濁そうとしたんでしょうが、たけしさんが怒るだけでボケず、笑いにもならなかったというオチです」  なお、改めてたけし側に「保険証詐欺」について見解を質すと、代理人弁護士を通じて「狭心症騒動」「薬譲渡未遂」をともに否定した上で、 「石塚氏の健康保険証を使用するよう指示したことなど一度もありません」  と、繰り返すのだった。  石塚さんはこう語る。 「横井さんに逆らうことは不可能だったとはいえ、私自身が保険証を他人に貸すという犯罪行為に関わってしまったのは事実です。自分が処罰されることも覚悟の上で、これから警察や国民健康保険の保険者である自治体などに、『保険証詐欺』を報告しに行こうと考えています」 「週刊新潮」2020年5月21日号 掲載

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