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ビートたけしの元弟子“公開侮辱”を垂れ流したTBS 愛人妻の保険証詐欺をめぐり

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デイリー新潮

「薬、持っていく?」

 以上の本誌報道を受け、たけしが試みた反論が冒頭に紹介した安住アナとのやり取りである。件(くだん)の番組を観た石塚さんが嘆息する。 「殿は記事をちゃんと読まず、相変わらず横井さんから彼女の都合の良いように吹き込まれている。殿には私の声が届かないんだな――。殿の発言を聞き、そう感じました。だって、私は殿が保険料を払っていないだとか、保険証を持っていないだとか、そんなこと一言も言っていないんですから。昔から横井さんは殿や自分に都合の悪い記事は見せようとしませんでした」  確かに本誌の記事では、たけしが保険未加入だったなどとは全く言及していない。俎上に載せたのは、横井氏が他人である石塚さんの保険証の利用を指示したことで、本来処方される以上の薬を「たけし用」として手に入れていたという指摘である。この行為が詐欺にあたるのは先に説明した通りだ。あわせて保険証のなりすまし使用は、たけしや横井氏が欲しいと望むありとあらゆる薬を入手できてしまうことを意味し、健康保険の平等性を揺るがす行為であるとの識者の解説も紹介した。  石塚さんが振り返る。 「横井さんはとにかく何種類もの薬を欲しがりました。例えば、彼女が「『ダーリン(たけし)が息切れしていておかしい!』と言って、狭心症の薬をもらってこいと命じることがあった。でも、殿の息切れは明らかに太ったせいなので、事務所の人たちは『また横井さんが騒いでいる』と失笑していました。事実、高血圧以外、殿にこれといって体調の不具合が生じたことはありません」  こうした横井氏の「処方薬マニア」ぶりの結果、 「殿と横井さんの自宅兼事務所である通称『等々力ベース』の2階にあった居間のテーブルの上には、殿の定位置の前に無造作に何種類もの大量の薬が置かれていました。そして横井さんが、『デパス(睡眠導入剤の一種)はいいわよ~。いっぱいあるから持っていく?』と、私にくれようとしたこともあります。さすがに、診察も受けていない私が処方薬をもらうのはまずいだろうと断りました」(同)  このように全てを任せていたたけしは、 「どの薬がどのように自分の手元にやってきていたのか、分かっていなかった可能性があります」(同)  そう聞いて冒頭のたけし発言を改めて思い返すと腑に落ちることがある。彼は最後にこう言っていた。 「俺知らねえもん」  そう、横井氏に「洗脳」され、全てを握られているたけしは自らの薬に関しても「何も知らない」状態に置かれているのかもしれないのだ。しかし、それを世間では「何とか殿」、あるいは「裸の王様」と呼ぶ。  つまり「恋は盲目」を体現するたけしには、横井氏以外の周囲が見えていないのだ。だからこそ、彼女を妄信してどんな荒業でもやってのけてしまうに違いない。そうでなければ元弟子である石塚さんのことを、 「売れてえんだか何だか」 「俺のネタを売って食ってる」  などと、何百万、何千万の人が観るテレビで「公開侮辱」できるはずがない。

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