柔道大会出場選手のための激励金を着服した疑い 大阪府警の巡査部長の男逮捕
警察の柔道大会に出場する選手のために集められた激励金を着服したとして、大阪府警の巡査部長の男が逮捕されました。 横領の疑いで逮捕されたのは、大阪府警此花署に所属する巡査部長・藤阪太郎容疑者(30)です。 警察によりますと、藤阪容疑者は今年9月11日から10月24日、自身が警察署内で管理していた柔道大会出場選手のために署員らから集められた激励金である約22万円の「術科支援金」を横領した疑いがもたれています。 藤阪容疑者は10月下旬から無断欠勤をして所在が分からなくなり、警察が行方を追う中で術科支援金が無くなっている事態が発覚したということです。 術科支援金は署員の給料から毎月天引きされている親睦会費が原資で、警察の柔道大会などに出場する選手のためのドリンクや湿布などの購入費に充てられるものだということです。 警察の調べに対して藤阪容疑者は、「ギャンブルなどでつくった借金にあてるために横領した」と容疑を認めているということです。 国際柔道連盟のホームページによりますと、藤阪容疑者は2018年の柔道の国際大会で66キロ級で2位の成績をおさめるなどしていました。 警察によりますと、近年は柔道の指導にあたっていたということです。
ABCテレビ