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ウインブルドンが愛される理由。ファン、関係者、地域、社会への幅広い支援を発表【海外テニス】

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THE DIGEST

 今年のウインブルドンの開催中止が発表されてから約1カ月半。ウインブルドンを主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケークラブ(AELTC)は、新型コロナショックからの復興支援への一連の活動を公式HPで発表した。 【PHOTO】グランドスラムってこんな感じ!大会スナップ写真をお届け!  今回発表されたAELTCの貢献活動は、大きく4つの目的に分けられている。  1つ目は、「ウインブルドン開催関係者のため」のもの。中止になった今年の大会チケットは、全て払い戻しされ、2021年ウインブルドンでは同様のチケット、つまり2020年大会と同じ日同じコートのチケット購入の機会が与えられる。  先日発表された7つのテニス主要運営団体による困窮する選手たちのための『プレーヤー救済プログラム』への寄付の他、AELTCやウインブルドン開催のための、従業員、会場設営などのビジネスパートナー、サプライヤーを含む関連業者へのサポートも継続していく。 「地域・国・国際社会への支援のため」には、弱者への支援を行なっている慈善団体や組織に120万ポンド(約1億5千万)の寄付を行ない、この先3カ月間はウインブルドンのレストランのキッチンを開き、地元で必要としている人々に毎日200食の温かい食事を提供する。   「NHS(イギリスの国民健康保険National Health Service)と救急サービスへの支援のため」 に病院始め医療従事団体への寄付やチャリティーを決めており、今年の大会で使用予定だった物資(マスク含む)や機材を提供する。  最後は、「ファンへのサポートのため」。芝のシーズン中、リニア、デジタル、ソーシャルメディアプラットフォーム全体でテニス観戦や交流を提供する。特別番組やオリジナルのコンテンツを製作中だ。またその間AELTCは、毎週日曜午後にウインブルドンの過去の名勝負をYouTubeライブ配信する。  AELTCのイアン・ヒューイット会長は次のようにコメントした。「例年のウインブルドンがなく、次の開催までの1年間の舵取りで一番大切な事、それはウインブルドン関係者や新型コロナショックで損失と苦痛を強いられた人々の健康と福祉だ。この世界的危機の中で困難にある人々を救済すべく、持っているリソースを良心で活用する責任が我々にはある」  これほど手厚い貢献ができる力があり、実行することが使命だと考えることができるAELTC。イギリスではテニスが文化として根付いているのだと納得させられる。第134回ウインブルドン選手権は、2021年6月28日から7月11日まで開催予定だ。 文●東真奈美

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