新型コロナのワクチン接種、体制整備へ 熊本県、菊池地域4市町と意見交換
熊本県は8日、新型コロナウイルスのワクチン接種に向けた体制整備を協議する地域調整会議を大津町役場(同町)で開き、菊池地域4市町の職員らと接種会場などについて意見交換した。県は1月中旬までに同様の会議を県内10カ所で開く。 政府は2月下旬から安全性調査への参加に同意した医療従事者約1万人を皮切りに、ワクチン接種を進める方針。続いて高齢者が3月下旬ごろ、一般の人たちへの接種は4月以降に始まるとみられる。 会議は4市町や菊池保健所の職員、県ワクチンチームの担当者ら18人が出席し、非公開であった。県によると、ワクチン接種の優先順位やスケジュールを説明したほか、接種会場の候補やワクチン保管用冷凍庫の設置場所などについて各市町と協議した。参加した担当者からは相談窓口の設置など今後必要になる対応について質問が上がったという。 終了後、県ワクチンチームは「各市町村にとっては大変な業務になる。地域の実情に応じた体制整備に向け、県もしっかりとフォローしていきたい」と話した。(丁将広)