「リレー形式で和太鼓をたたいた最多人数」269人で世界記録 志賀「世界一長いベンチ」でギネス再挑戦
●復興の鼓動響いた! 志賀町増穂浦海岸の「世界一長いベンチ」で5日、「リレー形式で和太鼓をたたいた最多人数」の世界記録に挑戦するイベントが行われ、269人が全長460・9メートルのベンチに座って順番に太鼓をたたき、ギネス世界記録に認定された。 ●321人挑戦、町盛り上げ 小学4年生以上の321人がベンチに並んで座り、ギネス世界記録の認定員が見守る中、1人ずつ台車に載って移動する一つの太鼓で町無形文化財「志賀の太鼓」のリズムを打ち鳴らした。 町観光協会が観光資源の「世界一長いベンチ」と「太鼓」を組み合わせて志賀の魅力を発信し、能登半島地震からの復興を後押ししようと企画した。250人以上の連続成功で認定される。太鼓の打ち手を募ったところ、町内外から予想を超える約350人の応募があった。 町観光協会の山口圭司理事長(50)は「参加者の鼓動を感じた。ギネス世界記録の認定を受けられてうれしい。これからも町を盛り上げていきたい」と話した。 5月のベンチリニューアルを記念したイベント「能登と生きる、鼓動を感じる志賀町」(北國新聞社後援)に合わせて行われた。会場では、長野県のラーメン店「大勝軒」が同町でとれたカニを使った「復興ラーメン」を振る舞ったほか、御陣乗太鼓や冨木神幸太鼓の演奏も披露された。