ノーベル賞ハン・ガン作品、1分で136冊販売…66時間で53万部「珍記録」
イエス24、教保文庫が集計 教保「以前の3日間の910倍」 父親のハン・スンウォンの作品売り上げも急増
10日夜(韓国時間)のノーベル文学賞受賞から日曜日正午までにハン・ガン(54)の作品が50万部以上売れた。これはオンライン書店「イエス24」で受賞直後から13日午後2時までに27万部、教保文庫で同日正午までに26万部ほどを売り上げたとの発表にもとづくもの。2つのプラットフォームだけでも平均して1分当たり136冊が売れたことになる。 教保文庫は13日に発表した報道資料で、このような内容と共に「10~12日の3日間の販売は、直前の3日間(7~9日)の910倍に達する」と述べた。この3日間で売れている作品は、多い順に長編『少年が来る』、『菜食主義者』(以上創批)、『別れを告げない』、『すべての、白いものたちの』(以上文学トンネ)、詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』(文学と知性社)、長編『ギリシャ語の時間』、アンソロジー『ジ・エッセンシャル:ハン・ガン』(以上文学トンネ)-初の小説集『麗水の愛』(文学と知性社)、長編『黒い鹿』(文学トンネ)、小説集『私の女の果実』(文学と知性社)。 翻訳本も売り上げが急増。売れているのは多い順に、2016年にブッカー賞を受賞した英国版『菜食主義者』(The Vegetarian、2015)、2018年にダブリン文学賞の候補となった英国版『少年が来る』(Human Acts、2016)、米国版『菜食主義者』(2016)。 教保文庫は、ハン・ガンの父親のハン・スンウォンの作品も、同じ基準で、この3日間で売り上げが110倍に増加したと明かした。 ノーベル文学賞特需で、ハン・ガンの作品の売り上げは来週中に100万部を突破することが予想される。イエス24の広報は、「週末になって勢いが衰えるかもしれないと思ったが、まったくそんなことはなかった」とハンギョレに語った。 イム・インテク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )