「台風被害がある」とウソの請求か 保険金詐取容疑で男6人逮捕
「台風の被害が見られる」とウソの話を持ちかけ、訪問した住宅の屋根を壊し保険金をだまし取ったなどとして、神奈川県警は23日、リフォーム会社の社長だった男ら6人を逮捕しました。 詐欺などの疑いで逮捕されたのは、茅ヶ崎市にあったリフォーム会社「成相ハウス」の代表取締役社長だった相田大緒容疑者(31)と、ほか24歳から32歳の従業員ら、あわせて男6人です。 県警によりますと相田容疑者ら6人はおととし、「台風の被害が見られる」とウソをついて、藤沢市や茅ヶ崎市の戸建て住宅を訪問。 屋根の釘を抜くなどしてわざと壊し、申請を代行すると持ちかけ、保険会社から保険金あわせておよそ300万円をだまし取ったなどの疑いが持たれています。 調べに対し相田容疑者らは「全く知りません」などと、いずれも容疑を否認しているということですが、相田容疑者らは会社名を何度も変え、同様の手口で保険金をだまし取っていたとみられるということです。 押収した資料から、県警は相田容疑者らが2019年7月からおととし11月までの間に、総額2億6300万円程を売り上げていたとみて、事件の全容解明を進めています。