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えっ、床材がむき出しですよ? なぜか未完成のままで販売される「90%マンション」とは

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アーバン ライフ メトロ

0でも100でもない、90%の利点とは

 住宅といえばこれまで、建て売りの戸建てや分譲マンションのような「完成品」を買うか、はたまた0から自分好みの設計を組み立てるオーダーメードか、つまり100%か0%かのどちらかというイメージでした。 【画像】「90%マンション」内覧会の様子を見る(6枚)  しかしそのどちらでもない、“完成度90%”の状態で販売される「未完成住宅」の内覧会が、2020年6月中旬に世田谷区三軒茶屋で開催されました。  なぜ90%? 残りの10%ってどの部分? どうやって完成させるの? 住宅購入を検討している人なら、気になることばかり。実際に現地へお邪魔してみることにしました。

壁紙や床材を自分で選ぶ

 東急田園都市線・三軒茶屋駅から徒歩約7分。1978(昭和53)年9月築、鉄筋10階建てマンションの5階部分、1LDKのひと部屋が今回の舞台です。  中に入るとビックリ、木製の床材がむき出しで、壁もクロスを貼る前の状態です。ただしそれ以外の間取りや水回りはきれいにリノベーションされていて、45.05平方メートルの室内はひとり暮らしのビジネスパーソンにちょうど良さそうな広さと清潔感。窓からの眺望も抜けていて、世田谷の住宅地を見渡せます。  この物件を担当したのは、空き家や空きビルなどのリノベーションを手掛ける「9」(ナイン。大阪市)です。  新型コロナウイルスの影響により在宅で過ごす時間が増えた今、自分らしく快適に過ごせる住宅のあり方を、この完成度90%のマンション(未完成住宅)を通して提案しています。 「例えばお勤めの男性なら、自宅というのはもっぱら風呂に入って寝るために帰るだけの場所でした。しかし今回のコロナ禍を契機に、自宅でどのような暮らしをするかということについて考えた人は少なくなかったはずです。自宅は本来、最も長い時間を過ごす場所ですから、それぞれの希望がもっともっと反映されていいはずの場所なのです」  そう話すのは、同社社長の久田一男さん。  とはいえ、自分らしさを追求するために0から設計案を起こすオーダーメードは、完成までに時間もお金も掛かり、不慣れな物件購入者にとっては大変な作業。  そこで、間取りや柱などの躯体(くたい)部分は専門家である久田さんたちが担い、最終的な部屋の雰囲気・印象を決める壁紙や床材……つまり「肝心の残り10%」の部分を物件購入者本人が選ぶ、という提案なのだそうです。

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