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レジ袋有料化に対応、新聞でバッグ製作 障害者に新たなやりがい 大田原・ヒカリノカフェ

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下野新聞SOON

 障害者が働く栃木県大田原市のカフェ「hikarino cafe(ヒカリノカフェ)」は、プラスチック製レジ袋が有料化となる1日から、下野新聞で製作した紙バッグを焼き菓子やコーヒー豆のテークアウト用に使用する。新型コロナウイルスの影響で売り上げが激減し、利用者の作業もなくなる中、新たな仕事として紙バッグを作ることにした。作り方に工夫を凝らしたり、客に褒められたりし、利用者のやりがいにもなっている。  同カフェは中田原の社会福祉法人エルム福祉会が障害者の就労と自立支援のために運営。本町1丁目の本店と市庁舎店、蜂須の蜂巣小珈琲(コーヒー)店の3店がある。  ただ新型コロナで客数が減った上、営業時間も短縮。イベントでの外販は4、5月はなくなり、本店やクッキー製造を担うSELPみなとの5月の売り上げは従来の3割ほどという。  本店マネージャー佐川良美(さがわよしみ)さん(35)は、息子の保育園休園に伴い休みを取得。家で一緒に折り紙をする中、息子が新聞でかぶとを作った際に「利用者も仕事がなくなっている。指先を動かすことにも良い」と紙バッグ作りを思い付き、提案した。  5月の連休明け、店や自宅で購読している下野新聞で利用者らによる製作が始まった。佐川さんは「手を真っ黒にしながら楽しくやっている。いろいろ工夫し、やりがいにもつながっている」と説明する。  明るい地元ニュースや見栄えの良い写真などがバッグの正面に来るようにし、同カフェのロゴの紙も貼っている。既に500袋以上完成。カフェ3店で1日に使い始める。  持ち手の折り方を考案した利用者の佐藤佳子(さとうよしこ)さん(51)は「作り始めると無我夢中で、楽しい。『かわいい』『すてき』と言われてうれしい」と喜んでいた。  プラスチックごみ削減のためストローも紙製にしており、カフェ事業のまとめ役の川上聖子(かわかみしょうこ)さん(56)は「紙バッグに野菜を入れて冷蔵庫で保存すると長持ちするなど、再利用もできる。新聞のバッグを作って持ち歩くことが日常になれば」と期待する。

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