<ナンバMG5>最終話もトレンド1位! いい意味で裏切られ続けた視聴者が間宮祥太朗“剛”ロスに「会いたいよ、難破君」
間宮祥太朗主演のドラマ「ナンバMG5」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の最終話が6月22日に放送された。初回から最終話まで、出演者、全スタッフの熱意が感じられ、まさに“全開バリバリ”のフルスロットルで描かれていた本作。回を追うごとにドラマファンを夢中にさせていきTwitterのトレンドランキングは最終話も堂々の1位だった。 (以下、ネタバレが含まれます) 【写真】大丸(森本慎太郎)が吟子(原菜乃華)と共に剛(間宮祥太朗)の退学処分に抗議 ■人気のヤンキー作品に仲間入り! 小沢としおの漫画「ナンバMG5」「ナンバデッドエンド」(秋田書店)を映像化した本作。10代の頃に千葉最強のヤンキーと恐れられた父・勝(宇梶剛士)、元レディース総長の母・ナオミ(鈴木紗理奈)の元で育った難破家の次男・剛(間宮)が、ケンカの英才教育を受けた後に“普通の高校生の青春”にあこがれて白百合高校という普通の学校に入学するというストーリー。 良い作品を見た後というのは、写真一枚を見るだけでジーンとする。ドラマ「ナンバMG5」のファンは、今どんなシーンを思い出しても目を潤ませているのではないだろうか。 今作品は、ある意味で視聴者を裏切り続けてきた。まず、ヤンキーがテーマであることから荒っぽい乱暴な世界観ではないかと思った人も当然いるだろう。しかし、ドラマが始まって届いたのは「ナンバで泣けるとは思わなかった」「剛…ツレのためにしか拳使わないめっちゃいい人じゃん」「暴力的な解決は嫌だなと思っていたけど、ナンバの世界ほんと好き」など、難破家がヤンキーであることよりも大切なテーマがたくさん盛り込まれていることに気付いた称賛の声。「東京リベンジャーズ」や「今日から俺は!!」、「クローズ」、懐かしいところでいうと「GTO」、「ROOKIES」など、ヤンキーたちが活躍する作品の人気が高いことから言っても、ケンカに明け暮れる若者がただの厄介者というわけではなく、心にアツいものを持っているということがわかりやすく伝わるといえる。 ■迫力満点のアクションに感動 「ナンバMG5」が期待以上だったのは、アクションシーンもそう。ドラマスタート前に流れた予告映像で、剛を演じる間宮祥太朗がカメラに向かってパンチやキックをしてくる映像からすでに迫力があった。これは第3代RIZINバンダム級王者の朝倉海選手が直々にアクション監修に入っていたこともあって、まさに“闘う男”の姿がカッコよく映し出されていた。 ドラマ本編でも血だらけで殴り合う乱闘シーンや、剛と宿敵のタイマン喧嘩シーンがよく盛り込まれていたが、どれも迫力満点で視聴者の目を釘付けにした。 演出の本広克行氏は「踊る大捜査線」シリーズや映画「サマータイムマシン・ブルース」、「亜人」等を手掛けており、緩急ある演出で人を引き付ける。最終話の冒頭、WANIMAの曲「りんどう」に乗せて剛の高校生活を振り返り、前話で崩壊してしまった二重生活の悔しさを描いた約2分半の場面なんてドラマ史上に残る感動的なシーンだったのではないだろうか。 ■続編を希望する声であふれている どこまでも強い家族愛やアツい友情、淡い初恋等、泥臭く描かれがちなテーマも、真っ向から盛り込んでいた。栗原彩乃プロデューサーによると「衣装合わせの段階で、たとえば難破家のみなさんには『後半、剛のウソがバレる日がやってきて、申し訳ないんですけど、みなさんは剛を責める立場になります』といったお話をさせていただいてました」と裏話が明かされている。(6/22公開、フジテレビュー!!記事より) 明るさしか感じられない前半の難破家のシーンがあったからこそ、後半の剛の葛藤は見ていて苦しかった。 最終話が放送され、共演者のクランクアップ映像等も次々とネット記事で公開されているが、そのどれもが皆キラキラとやり切った役者たちの表情である。作品の世界の中で生きる難破一家や、白百合高校の生徒たちに、いつまでも幸せに過ごしてもらいたいと願いたくなるようなリアリティーで、多くの視聴者に愛された作品となった。 ファンからは「会いたいよ、難破君」「このまま終われないっしょ、続編希望夜露死苦!」「最高のドラマだったなー完全にナンバロス」という声がSNSに集まっており、続編の制作に期待が高まっている。