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<コロナ禍の現場から>オンライン陳情 「密」避けても熱意凝縮

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佐賀新聞

 新型コロナウイルス感染症の余波で、東京・霞が関の陳情風景に変化が表れている。伊万里市西九州自動車道建設促進期成会の深浦弘信会長(伊万里市長)は16日、ウェブ会議システムを使い、国土交通省道路局への「オンライン陳情」に臨んだ。感染拡大防止のため、東京―佐賀間の移動や密集を避けた試み。道路局へのオンライン陳情は全国3例目という。  「コロナ感染拡大防止ということで、ウェブという少し珍しい形になりました」。画面上の深浦市長は冒頭、同じ画面に映る池田豊人道路局長にこう切り出した。自民党の佐賀県関係国会議員3人も自席から“出席”した。  深浦市長は事前配布していた資料を示しながら、道路の早期整備の有効性をアピールした。池田局長は「長崎県の松浦市や平戸市にとっても重要な道路」などと応じた。  地方自治体による省庁への要望活動は例年、政府予算の概算要求前の夏場に増える。首長を先頭に数十人規模で省庁を行脚する姿は、前時代的との意味も込め「大名行列」とやゆされることがある。一方、「国交省は誰が来たか把握しているといわれるほど。地元の熱意を伝える上で、陳情には意味がある」(自民党関係者)との声もある。  オンライン陳情は伊万里市側が提案、道路局が受け入れた。県首都圏事務所が協力し、事前に接続テストをした。  深浦市長は陳情を終え「伊万里と東京でつながるこの形もいいですね。コロナというピンチによって、ウェブで陳情できるというのは発見だと思う」と好感触。参加した山下雄平参院議員は「それぞれ発言の機会があり、陳情はウェブに向いているかもしれない」と話した。

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