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ルフトハンザ、発着枠一部放棄へ 公的支援でフランクフルト・ミュンヘン

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Aviation Wire

 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)は、独政府による公的支援の条件として欧州連合(EU)が示した発着枠削減に関して、フランクフルトとミュンヘン空港の発着枠をそれぞれ最大24枠を手放すことを決めた。EU側が当初示した案と比べ、同社に有利な内容になっているという。ルフトハンザは独政府からの90億ユーロ(約1兆700億円)規模の支援に向けて前進した格好だ。  現地時間5月30日の発表によると、ルフトハンザは1機あたり1日3つの発着枠を競合他社に譲ることになる。EU側の案は明らかにしていない。新たな発着枠の割り当ては入札で決定し、公的支援を受けていない欧州の航空会社のみが応札できる。  ルフトハンザの救済策を巡っては、独政府系基金による20%の出資受け入れを柱とする支援策がまとまったものの、EUが支援条件として示した発着枠削減に監査役会が難色を示し、判断を保留。条件面での交渉が続いていた。同社は今後、再び監査役会の判断を経て、近く招集する臨時株主総会で公的支援の受け入れを決議する予定だ。  他の航空会社からは、救済策に対し「競争をゆがめる」との批判が出ている。欧州LCC(低コスト航空会社)最大手のライアンエア(RYR/FR)はルフトハンザの発表に先立ち、マイケル・オレアリーCEO(最高経営責任者)名で声明を発表。ルフトハンザを「補助金ジャンキー(中毒者)」と痛烈に批判していた。

Kaname SUGIMOTO

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