28歳で「退職金制度」のない会社に勤務中。「年収360万円」で老後資金が不安なのですが、NISAや貯蓄でなんとかなるでしょうか…?
退職金がない会社で働き続けるべき?
退職金制度がないことには、一見するとデメリットが大きいように思えますが、会社によっては給与に退職金分が上乗せされている場合もあります。また、転職しやすく自由度が高まるというメリットもあります。一方、まとまってもらえるはずの退職金がないことで、計画的な資産形成を自己責任で行っておく必要があります。 とはいえ、退職金制度の有無だけで転職を決めるのは避けたほうがいいでしょう。転職時には、以下の要素を総合的に判断することが大切です。 ●福利厚生の充実度:給与額や退職金の有無だけでなく、やりがいや健康面も考える ●キャリアアップの可能性:転職先でスキル向上や資格取得ができるか ●働きやすさ:転職後の職場環境が自分に合っているか 転職を考える場合は、長期的なキャリアプランと資産形成計画を照らし合わせて判断しましょう。
まとめ
退職金制度がなくても、NISAや計画的な貯蓄を活用することで、老後資金を十分に確保することは可能です。公的年金だけに頼るのではなく、投資で資産を増やしつつ、無理のない範囲で毎月の貯蓄を続けていきましょう。 退職金がないという現状を悲観するのではなく、自分に合った方法で資産形成を始めることが、将来の安心につながる第一歩といえるでしょう。 出典 総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2023年(令和5年)家計の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部