大阪府・吉村知事が定例会見8月18日(全文2)部活動、特に運動部で広がりやすい
非常事態という新しいフェーズに入ったのか
毎日新聞:毎日新聞社の石川と申します。先ほどのコロナ対策本部会議の中で藤井健康医療部長が重症病床に関しても本日、フェーズ4の要請を行うというようなお話がありました。あらためて知事の口からも重症病床が今どういう状況にあるのか、これ、府民とのリスクコミュニケーションという意味も込めてですけれども、病床計画にのっとれば、これは新たな、フェーズ4の、非常事態という新しいフェーズに入ったという理解でいいのか、この辺り、ご説明をお願いします。 吉村:まず現状ですけれども、重症者の数についてはやはり増加傾向にあります。右肩上がりの増加傾向にあります。現状、157名の方が重症病床で治療を受けている。そしてこれは増え続けてるという現状です。もちろん感染者数が増えれば必ず重症者数は増えてきます。特に先ほど申し上げた40代、50代の重症者の率が高いですから、今後も感染者数の減少がない限り増えてくるということになります。ですので、今回フェーズ5に、現状の重症者の数157名を基準にしたときには、フェーズ5のボタンを押す数字にはまだ達してないわけではありますが、320床のフェーズ3から、420床のフェーズ4の非常事態のボタンを押すという判断をいたしました。そして本部会議で決定をいたしました。
重症病床は患者の命を守る最後のとりで
だいたいフェーズが上がってくる基準については、確保病床の7割ぐらいがベースになってます。フェーズ3が320床で、今、重症病床で治療されてるのが157名で、それでいくと約半分ぐらいということにはなりますが、なぜボタンを押したかというと、今のこのデルタ株の感染拡大力、これが非常に強いということ、そして今後も感染者数の増加が見込まれること、そして重症者が見込まれること、これは東京、首都圏を見ればやはり明らかな状況でもありますので、今後さらに増えてくる、大阪でも増えてくるというふうに思っています。なので、早めにこの重症病床の運用をお願いすると。急拡大しても対応できるように早めに、まだ基準には達してないけれどもフェーズ4、非常事態の判断をいたしました。 今後、重症者数が必ず増えてきます。重症病床というのは、まさに生死の境にある患者さんの命を守る最後のとりでにもなります。この重症病床のフェーズ4への移行、非常事態の状況ボタンを押しました。ぜひ皆さんにおかれては、このデルタ株の感染拡大力、非常に強いものがあります。感染を抑えていく、そのためのご協力、またそしてお1人お1人が感染しない努力をぜひお願いしたいと思います。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見8月18日 全文3に続く