「ゴジラ」新作アニメのビジュアル解禁に「トムとジェリー」の企画展開催など…2週間の新着アニメNewsをまとめ読み!
2月上旬に発表され、話題になったアニメ関連のニュースをファンの声とともにおさらい。「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」やスタジオジブリ最新作『アーヤと魔女』など、人気アニメに関する新情報を中心にご紹介する! 【写真を見る】「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」より、ゴジラのデザインビジュアルが公開に ■「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」より、“ゴジラ”のビジュアルが解禁! 2021年4月よりTOKYO MXほかで放送スタートし、Netflixでも全世界独占配信(日本先行)される「ゴジラ」シリーズの完全新作のテレビアニメ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」。過去作とは異なるオリジナルストーリーが全13話で展開される本作より、劇中に登場する新たな“ゴジラ”のデザイン画が公開となった。 本作でゴジラをはじめ怪獣たちのデザインを手掛けるのは、『もののけ姫』(97)や『千と千尋の神隠し』(01)など多くのスタジオジブリ作品に参加してきたアニメーターの山森英司。今回公開されたゴジラのデザインビジュアルは、山森が描き下ろしたほか、同じく本作のコンセプトアートを担当し、これまでに「リトルウィッチアカデミア」や「キルラキル」といった作品で美術監督を務めた金子雄司が着彩している。 この迫力あるデザインのゴジラが、ボンズと共に本作のアニメーション制作を手掛けるスタジオ・オレンジによるハイクオリティなCGによって、どのように動かされるのか要注目だ。 デザインとあわせて、山森からのコメントも到着。怪獣たちのデザインについて、「CGということで、着ぐるみでは不可能な骨格にし、生物学的にも変じゃない巨大な生き物を意識しています。そのうえで原点回帰してモチーフからの再デザインだったり、歴代東宝怪獣をオマージュして取り入れたりしました」と説明。続けて、ゴジラへのこだわりを「なにより初代のデザインモチーフを念頭に置き、絶対に人類と意思疎通などできない、畏怖すべき生き物としての威厳を持たせることです。初期の昭和ゴジラのイメージを統合し、それでいて新しい初めて見る姿を目指しました」と語っている。 ■スタジオジブリ最新作『アーヤと魔女』の劇場公開が決定! スタジオジブリの最新作で、宮崎駿が企画、宮崎吾朗が監督をそれぞれ務めた『アーヤと魔女』が4月29日(木・祝)に劇場公開されることが決定。本作の予告映像とポスタービジュアルが解禁となった。 『ハウルの動く城』(04)の原作者でもあるイギリスの小説家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる同名小説を、スタジオジブリとして初のフル3DCGアニメーションで映像化した本作。主人公は、魔法を教えてもらうことを条件に、魔女ベラ・ヤーガの助手として働き始めることになったアーヤ。しかし、日々こき使われるばかりで魔法を教えてもらえないことに不安を爆発させた彼女が、魔法の秘密を知る黒猫トーマスの力を借りながら反撃を開始するという物語が展開される。 このニュースを知った人からは、「テレビでも観たけど映画館でもちゃんと観る!」や「映画館で観たら、音楽がもっと迫力あるんだろうな」、「映画館のスクリーンや音響設備で観る『アーヤと魔女』、とても楽しみです!」といったコメントがSNSにアップ。昨年末にテレビ放送された際に本作を観ていいた人も多く、まさかの劇場公開に驚いている様子が伝わってくる。 ■女子高生が日本美術の絵師たちからレッスンを受ける「おしえて北斎!-THE ANIMATION-」が配信! “日本美術”と“人生哲学”をテーマにした知的エンタテインメント・アニメーション「おしえて北斎!-THE ANIMATION-」が、2021年3月より配信されることが決定。メインビジュアルとともに、メインキャストと特報も解禁となった。 本作は1話10分のショートアニメで、全10話で構成される。ダメダメな女子高生が、日本美術界のスーパー絵師たちのレッスンによって、つまずきながらも成長していく物語。尾形光琳、高橋由一、狩野永徳など伝説の絵師たちが次々と登場し、絵が巧くなるコツと夢を叶えるためのヒントを伝授する。 原作の著者にして生粋の日本美術マニアでもある”いわきりなおと”が監督を務めるほか、アニメーション制作を『君の名は。』(16)や『天気の子』(19)といった新海誠作品で知られるコミックス・ウェーブ・フィルムが担当する。また、主人公で絵師になる夢を持ちつつも才能ゼロ、やる気ゼロのダメダメ女子高生・岡倉てんこりん役に、和氣あず未。さらに、てんこりんの夢を叶えるために時空を超えて現れ、スター絵師を降臨させる雷神役で小西克幸、てんこりんの最大のライバルであり、かつては天才少女と呼ばれた狩野カノン役で若井友希が出演する。 本作について、キャスト陣からのコメントも公開に。主演の和氣が、「昔の絵師や絵画など、少し難しいと思うようなお話が、アニメでポップにかわいく描かれているので、とても見やすく、覚えやすいところがすてきです!」と見どころを説明。小西も「若者たちの青春を描いている、とてもかわいいポップな作品です。しかし、カワイイだけではなくパンチの効いたエネルギッシュな作品でもあります」と続き、若井は「カノンは初め、だいぶ難クセがある、壁がある子だなあと思っていましたが、どんどん人間味があふれていく様子がとても愛おしく思いました」と語っている。 ■「トムとジェリー」の歴史を振り返る企画展が開催! 実写映画の公開が3月19日(金)に控えている「トムとジェリー」。それを記念して、長きにわたって愛され続けてきたトムとジェリーの追いかけっこを心ゆくまで楽しむことができる企画展「トムとジェリー カートゥーン・カーニバル」が開催される。 1940年、ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの2人組が、世に送りだした短編アニメーション「トムとジェリー」。ネコとネズミのドタバタ劇は瞬く間に人気を博し、第1作が米アカデミー賞ノミネート作品となると、その後も7度のオスカー受賞を記録するなど大ヒットシリーズとなり、2020年には誕生80周年を迎えている。 今回の企画展は、そんな「トムとジェリー」のこれまでのアニメーション作品の展示、不思議な空間が魅力のトリックアート、コテンパンにやられて変形してしまったキャラクターの展示や、ジェリーが大好きなチーズの世界を表現した空間を演出するというもの。3月12日(金)から28日(日)にかけて、東京のラフォーレミュージアム原宿でスタートするのを皮切りに全国で順次開催。ラフォーレミュージアム原宿では、開催日~4月4日(日)までの期間で、館内を「カーニバル」会場とする大型コラボレーション「Tom and Jerry CARTOON CARNIVAL COLLECTION in LAFORET HARAJUKU」を実施し、約25のショップで「トムとジェリー」をテーマにしたコラボ商品を展開する予定となっている。 このほか、約1年の延期を経て、新たな公開日が4月16日(金)に予定されている『名探偵コナン 緋色の弾丸』が、台湾や香港、韓国にドイツ、フランス、オーストリアといった世界22の国と地域で同時公開されることが決定。このまま無事に公開となれば、大きな盛り上がりになることは間違いなさそうだ。 文/サンクレイオ翼