大手繊維メーカー「ユニチカ」が事業から撤退発表 松浦市の子会社にも影響【長崎】
大手繊維メーカー「ユニチカ」が繊維事業から撤退することを発表しました。 松浦市にある子会社も譲渡を含めた動きが出ています。 大阪府に本社がある「ユニチカ」は化学繊維の輸出などを手がける大手繊維メーカーで、松浦市志佐町にも産業繊維や紡績糸などの製造を行う子会社「ユニチカスピニング」があります。 ユニチカは衣料品向けの繊維事業などを展開していましたが、海外メーカーなどとの競争で業績が悪化し、営業赤字が続いていました。 ユニチカの発表では複数の金融機関が約430億円の債権放棄に応じていて、経営の立て直しを図るため繊維事業撤退の方針を示しました。 松浦市のユニチカスピニングによりますと「来年(2025年)8月までに譲渡先を見つけられない場合は、再来年(2026年)9月に操業停止になる」と本社から通告があったということです。
テレビ長崎