米無人機計画 反対決議求める陳情を不採択 鹿屋市議会常任委員会
海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿屋市)への米空軍無人偵察機MQ9の一時展開計画を巡り、同市議会総務市民環境委員会で23日、計画反対決議を求める陳情を審査し、不採択とした。30日の定例会最終本会議で採決される。 【写真】米空軍などに配備されている無人機MQ9(米ジェネラル・アトミクス社のパンフレットから)
委員からは「内容は理解できるが、決議は拙速ではないか」「展開予定の時期を考えると、早めに反対という決議をしてもいい」など見解が出た。 同議会は最終本会議に、計画を受け入れる趣旨の決議案を上程する見通しで、採決して議会としての判断を示すとみられている。 計画は7月ごろから1年間、無人機8機を配備し、米兵ら150~200人程度が駐留する。全員が鹿屋市内のホテルに宿泊し、公務外の行動制限はない。
南日本新聞 | 鹿児島