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「クーパンのせいで家族全員コロナ感染」…契約職労働者の絶望

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ハンギョレ新聞

クーパン富川物流センター勤務のCさん…26日に確定判定 夫と娘も立て続けに陽性…夫、心停止で心肺蘇生術を受けるほど悪化 「マスク着用など防疫指針守ったのに…クーパンさえきちんと対応していれば家族は無事だった」 感染後もクーパンの反応は「消極的」…「クーパン、きちんと謝罪して被害補償すべき」

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)集団感染が発生したクーパン(オンライン・ショッピングモールの一つ)富川物流センター。同センターのある契約職の女性職員の家族が、全員COVID-19の陽性判定を受けたことが確認された。この職員は特に、クーパンが感染者発生を隠して業務を強行(関連記事:クーパン、コロナ感染者を隠して数百人を出勤させた)した先月24日に勤務して陽性判定を受けたため、クーパンは責任を回避できそうにない。  クーパン富川物流センターで4月下旬から働いてきたCさん(45)は8日、ハンギョレの取材に対し「私のせいで家族まで苦しみ、惨憺たる思いだ」と話した。Cさんは先月26日にCOVID-19で陽性判定を受けた。夫のAさん(54)と娘のBさん(23)も同日に陽性判定を受けたという。さらに、夫のAさんは今月7日に容態が急激に悪化し、家族の入院している仁川(インチョン)医療院からより大きな病院に移送された。コロナウイルスが肺にまで広がり、急性呼吸不全に心停止まで重なり、心肺蘇生術を受けなければならなかった。しかしCさんとBさんは隔離対象のため、面会にも行けない状況だ。  Cさんは「クーパンがきちんと対応していれば家族全員の感染は防げたはずだ」と話した。Cさんの職場である富川物流センターで働いていた契約職員が、先月24日午前に陽性判定を受けたが、午後シフトのCさんはその日の午後5時にいつも通り出勤した。会社側は「防疫できれいにしているので問題はない」として通常勤務させた。会社の言葉を信じたCさんは、24日に続き25日午後にも通常通り出勤した。しかしCさんはその日、COVID-19の症状が現れ、翌26日に陽性判定を受けた。Cさんは「マスク着用はもちろん、物流センター内の食堂やトイレにも行かず、車で通勤するほど防疫守則を徹底的に守った。感染者が発生した直後に職場を閉鎖していたら、家族はコロナにかからなかったはずなのに、悔しい」と語った。防疫当局の感染者の動線記録によると、Cさんの家族はすべての動線でマスクを着用していたと記録されている。  Cさんの家族が陽性判定を受けた後も、クーパンの対応は消極的だ。1週間が過ぎた2日になってようやくクーパンはCさんに連絡し、「銀行の業務や子どもの世話などを手伝える」と伝えてきた。Cさんは、会社側の誤った対応のせいで家族の経済活動が停止したうえ、家族全員が健康を脅かされているのだから、「心からの謝罪と被害補償をしてほしい」と訴えたが、会社側は「(経営陣に)伝える」と答えた後は何の連絡もして来ない。夫の回復は不確実で、就活生の娘の就職もCOVID-19感染で遠のいた。今年7月にクーパンとの契約期間が満了するCさんも、これといった術がないのは同じだ。Cさんは「契約期間が終わるまで時間稼ぎをしながら責任を回避しているようだ。私の家族が崩壊しそうなのだから、これに対する会社のきちんとした謝罪を望む」と述べた。  クーパンはこれについて「状況を確認中であり、すべての職員と顧客の安全のために最善を尽くしている」と述べた。 チョン・グァンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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