公務員の年収は「高卒」「短大卒」「大卒」でどのくらい違う? 生涯年収にはどのくらいの差があるの?
公務員は学歴が出世に影響するのか?
公務員は基本的に学歴と出世は関係ないといわれています。仕事ができる人であれば正しく評価され、昇進・昇給していくことが可能です。 とはいえ、公務員は年功序列制も色濃く残っているといわれ、勤続年数や年齢が出世に影響することもあるようです。 また、国家公務員の中には「キャリア官僚」と呼ばれる総合職があります。キャリア官僚の国家公務員になるためには、非常に難易度の高い試験を突破しなければならず、自然と高学歴の人が集まりやすくなるといわれています。 キャリア官僚はノンキャリアと比べ出世しやすい傾向があるため、そのような点では、学歴が影響すると考えることもできるでしょう。
公務員の収入は学歴にほとんど影響しないと考えられる
公務員は、最終学歴が高校卒業や大学卒業などさまざまな学歴の人が働いています。 ボーナスや退職金を含まない生涯年収では、国家公務員・地方公務員ともに高校卒業と大学卒業とは200万円~700万円前後の差がありました。しかし、高校卒業者がボーナスをもらう回数が多いことを考慮すると、実際はそれほど生涯年収に差がない可能性があるといえるでしょう。 中には、学歴が出世に影響するケースもありますが、一般的にはほとんど影響しないと考えてよさそうです。 出典 人事院 令和5年国家公務員給与等実態調査の結果 総務省 令和4年地方公務員給与実態 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部