トッテナム、マディソンの2ゴールなどでマンチェスター・C相手に敵地で4発完勝!マン・Cはこれで公式戦5連敗…
現地時間23日、イングランド・プレミアリーグは第12節が行われ、マンチェスター・シティはホームのエティハド・スタジアムにトッテナムを迎えた。 グアルディオラ監督の監督キャリア史上初となる公式戦4連敗を喫しているシティ。依然としてチームの心臓といえるロドリを欠くものの、徐々に負傷者が戻ってきており、前線にはネーションズリーグ2試合で5ゴールを挙げて絶好調のハーランドが君臨する。 一方、こちらも公式戦2連敗中のトッテナム。カラバオカップではシティ相手に勝利を収めたが、互いにメンバーを大きく入れ替えており、参考にはならない。それでも、ソン・フンミン、ソランケ、クルゼフスキ、マディソンら攻撃の手札は揃っており、再びシティ相手に勝利を掴みたいところ。 立ち上がりから攻勢に出たのはホームのシティ。開始わずか4分、フォーデンが左サイドのグヴァルディオルに展開し、ラストパスをエリア内右で受けたハーランドが決定機を迎える。しかし、切り返して左足で狙ったシュートはDFに当たってゴール右へと外れた。 さらに11分、左サイドからカットインしたサビオのラストパスをゴール前のハーランドが左足で捉えるが、これはGKヴィカーリオが足でブロック。立て続けの決定機を決めきることができない。 すると迎えた13分、防戦の続いていたスパーズが反撃に出る。ドラグシンからのロングパスを受け、右サイドでボールをキープしたクルゼフスキが左足でクロスを入れると、絶妙なタイミングで走り込んだマディソンがダイレクトで合わせ、守勢のトッテナムが先制する。 さらに20分、自陣左サイドからグヴァルディオルが中央に入れたパスが味方に合わず、奪ったマディソンが左のソン・フンミンに預ける。ゴール前でシュート態勢に入ったソン・フンミンがDFを引き付けてエリア内左にラストパスを送ると、スイッチするような形で抜け出したマディソンが冷静なチップキックでGKエデルソンを破り、トッテナムが追加点を挙げた。 反撃に出たいシティだが、ハーランドやフォーデン、サビオが積極的にゴール前に飛び出していくものの、GKヴィカーリオの好守もあり1点が遠い。逆にカウンターからピンチを迎えるなど、トッテナムが自分たちの流れを維持したまま2点リードで試合を折り返した。 後半、2点を追うシティはストーンズに代えてアケを投入。しかし、次の1点も決めたのはスパーズだった。 53分、自陣でクルゼフスキがボールを奪ってカウンター。ソン・フンミンとのワンツーで左サイドを抜けたクルゼフスキが早めにゴール前にパスを送ると、エリア内右で受けたソランケがキープし、落としたボールをフリーのペドロ・ポロが豪快に押し込んだ。 60分、ゴール前でボールを奪い返したハーランドが、エリア内右から左足で狙うも、巻いたシュートはクロスバーを叩いて外れた。61分にはエリア内右に走り込んだベルナルド・シルバの折り返しを、ファーポストのグヴァルディオルが押し込む。しかし、これはシュートコースにいたポロがブロックした。 トッテナムは63分にソン・フンミンを下げてブレナン・ジョンソンを投入。66分にはカウンターからソランケのラストパスをエリア内右で受けたクルゼフスキが決定機を得るも、左足での至近距離からのシュートはGKエデルソンがファインセーブで切り抜けた。 74分、シティは切り札のデ・ブライネとグリーリッシュを投入。79分にはデ・ブライネの股抜きパスを受けてエリア内右に抜け出したハーランドが決定機を迎えるが、左足でのシュートはGKヴィカーリオがワンハンドではじき返した。 その後もスパーズを押し込んでいくシティだが、決定的なシュートはいずれも枠を捉えられず。マディソン、サール、ウドジェを下げてヴェルナー、スペンス、ベルグバルを投入したトッテナムが、アディショナルタイムの4分間もシティの猛攻を完封。逆に終了間際にはカウンターからヴェルナーが抜け出し、折り返しをB・ジョンソンが押し込んで4点目を挙げ、敵地で大きな勝ち点3を手にした。一方、敗れたシティはこれで公式戦5連敗を喫することとなった。 ■試合結果 マンチェスター・C 0-4 トッテナム ■得点者 トッテナム:マディソン(13分、20分)、ポロ(53分)、B・ジョンソン(90+3分)