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「危機的状況ですからね、これから所属タレントの大量離脱が始まりますよ」 　と語るのはジャニーズに詳しい芸能記者だ。 【写真】性加害問題に沈黙したタレントたち 　故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、動揺が拡がっている。9月7日の会見を受け、日本マクドナルド、第一三共ヘルスケア、花王など、これまでジャニーズ事務所に所属するタレントをCMに起用していた企業が、次々と性加害問題を理由に打ち切りを発表した。社会的な“ジャニーズ離れ”が加速するなか、所属グループも次の道を探し始めている。 「とくに可能性が高いのはTOKIOでしょうね。2012年7月から、TOKIOは福島県『県産農林水産物PR事業』のイメージキャラクターを務めており、福島県庁内には『TOKIO課』まで設置されています。まだ契約は続いていますが、公共事業にTOKIOを起用するのはいかがなものかという意見があがってもおかしくないです。福島の復興支援はTOKIOにとってライフワーク。ジャニーズ事務所に残ることでこの仕事が出来なくなるのであれば、退所も視野に入ってくるでしょう。 　現在、彼らは藤島ジュリー景子氏が代表取締役社長を務める株式会社TOKIOに所属しています。この会社からジュリー氏を追い出すだけで、独立できますからね」（前出・芸能記者） 　さらに、すでに“傷”を抱えているグループも退所する可能性があるという。 「Kis-My-Ft2は、空中分解する可能性があります。8月31日に北山宏光がグループを卒業し事務所を退所しています。グループとしての結束力が弱まっており、個人の活動をするためにほかのメンバーが次々と辞める可能性があります」（同前） 　一方、“忠誠心”の高いグループもいる。 「SixTONESとSnowManは残るでしょうね。ライブも常に満員で、稼ぎ頭です。事務所も手厚くサポートしてきたので、その恩に報いるためにも活動を続けるでしょう。Hey！Say！JUMPもメンバー間の結束が強く、ファンが増えている最中なので残留するでしょう。 　KinKi Kidsを筆頭に関西系のメンバーも残ると思います。KinKi kidsの堂本光一は滝沢氏の退任の後、舞台、ミュージカルの演出のサポートなど裏方仕事を引き継いでいます。光一が残るのであれば堂本剛も残るでしょう。ただ関ジャニ∞は少し怪しいですね。関ジャニ∞の大倉忠義は後輩やメンバーからの信頼が厚いです。もし彼が辞めるとなったら、ほかのメンバーも『大倉について行く』という決断を下す可能性があります」 “崩壊”を止める手だてはただ一つ。ジャニーズ事務所が“生まれ変わる”ことだ。