【RIZIN】”Uの子孫”山本空良、高田延彦や父・山本喧一の思いに「Uの技術で勝っていきたい」=7.2勝利後インタビュー
7月2日(土)に開催された『RIZIN.36』(沖縄アリーナ)の[第10試合 RIZIN MMAルール(66.0kg)]で、カイル・アグォン(SPIKE22)に判定勝利した山本空良(パワーオブドリームジム)が試合後インタビューに答えた。 【フォト】山本の怒涛のパウンド、勝利後のラウンドガールとの記念撮影 山本は元UWFインターナショナルで活躍し、UFCやPRIDEにも参戦した山本喧一の次男。サブミッションを得意とし、これまで15勝のうち13勝がフィニッシュ勝利(3KO・10一本)。今回でRIZIN戦績を4連勝に伸ばした。 相手のアグォンは同じくRIZINに参戦する山本美憂の夫。元PXCバンタム級王者で、前戦の4月には芦田崇宏を判定で下した。 試合ではグラウンド強者のアグォンが押さえ込む場面が目立つも、2Rでは山本が猛攻でダメージを与える。2Rの攻勢とダメージが評価され山本が判定勝利した。 山本は試合を振り返り「判定で終わった後、凄く悔しかった。トップに殴り込むにあたって、一本やKOを取って勝っていきたいと思っていたので。でも会長(山本喧一)に『胸張って歩け、これからどんどん成長すればいいから』と言われ、今はすっきりした気持ち」と、悔しいながらも前を向く。 相手のアグォンについては「貪欲というか勝利にしがみつくというか、何でもするから勝つという気持ちが凄くて。これがトップ選手、人生を懸けて戦っている人たちの思いかと思い、押し潰されそうになったり、止まりたいという気持ちもあった。気持ちの持ち方は怖いと思った」と気持ちで圧倒されそうになったと言う。 解説席では髙田延彦が「ヤマケンが父親なら、俺は伯父さんの気持ちだ」と語っていた。 これを受け山本は「自分の師匠の師匠ということで、高田さんの技術が会長に渡って、自分に渡っている。その技術で負けたら会長も悔しいと思うし、高田さんも思う所があるんじゃないか。まだUというものを背負いきれてはいないけど、自分が負けると注目してくれる人たちは悔しい気持ちになってしまうかもしれないので、Uの技術を使って勝っていきたい」と”Uの子孫”としてこれからも必勝を誓う。 地元・北海道では修斗ライト級王者・西川大和と、幼少時から共に練習することも多い。山本は「(西川の活躍は)めちゃめちゃ刺激になる。正直自分はまだまだ大和に負けているというか、追いついていないと思っているので、追いつきたかったり一緒に並んで戦いたい。もしよろしければ大和選手もRIZINに呼んで頂いて、一緒にRIZINで試合をしていけたら嬉しいですね」と盟友のRIZIN参戦を売り込んだ。 今後は「もっともと上の選手と戦っていきたい。次はKOか一本を取れる技術をつけ、ベルトに絡む試合をしたい」とRIZINフェザー級、トップ戦線への名乗りを上げた。